ブロック塀の埋め込みポストは交換できる?費用やDIYの方法を解説

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ブロック塀の埋め込みポストは交換できる?費用やDIYの方法を解説

こんにちは。お庭マエストロ、運営者の「なおと」です。

お家の顔とも言えるブロック塀のポスト、蓋が割れていたり、古びて使いにくくなっていませんか?

毎日のように目にする場所だからこそ、気になり始めると止まらないですよね。実際に、ブロック塀の埋め込み ポストが交換できるか検索してみると、自分で直せるのか、それともプロに頼むべきなのか、迷われている方が非常に多い印象を受けます。費用も数千円で済む場合から数十万円かかるケースまで様々です。

この記事では、部品交換だけの簡単な修理から、カバー工法、そして本格的なリフォームまで、それぞれのメリットや注意点をわかりやすく解説します。

ポイント

  • DIYで部品交換が可能かどうかの判断基準がわかります
  • 費用を抑えて見た目を一新するカバー工法の詳細を知れます
  • 業者に依頼した場合の適正な工事費用の相場を理解できます
  • 失敗しないためのサイズ確認や業者の選び方がわかります

ブロック塀の埋め込みポスト交換にかかる費用と工法

ブロック塀の埋め込みポスト交換にかかる費用と工法

埋め込みポストの交換といっても、実は大きく分けて3つの方法があります。「部品だけ変える」「上からカバーを被せる」「丸ごと入れ替える」。今のポストの状態や、どこまで綺麗にしたいかによって選ぶべき方法は変わってきます。まずはそれぞれの特徴と、気になる費用の目安を見ていきましょう。

DIYで裏蓋の修理や部品交換は可能か?

DIYで裏蓋の修理や部品交換は可能か

結論から言うと、裏蓋(取り出し口)の破損だけであれば、DIYでの交換が最もおすすめです。ブロック塀に埋め込まれているポストの多くは、パナソニック(旧ナショナル)製の製品がシェアを占めています。これらの製品は、長年の使用で裏蓋のプラスチックが紫外線劣化を起こし、ある日突然「パキッ」と割れてしまうことが非常に多いのです。あるいは、バネが錆びて折れてしまい、蓋がパカパカと開きっぱなしになってしまうケースもよく見かけます。

「こんな古いポスト、もう部品なんてないだろう」と諦めてしまいがちですが、実はメーカーのサポート体制は非常に手厚く、現在でも補修用部品が流通していることがほとんどです。例えば、1Bサイズ(ブロック1段分)のポストであれば「CT651101L」、2Bサイズ(ブロック2段分)であれば「CT651201L」といった品番で、裏蓋のセットが販売されています。価格も3,500円〜4,000円程度と非常にリーズナブルです。

交換作業自体も、それほど難しくありません。基本的にはプラスドライバーが1本あれば作業可能です。古いタイプのポストは蓋の軸が「芯線」と呼ばれる金属棒で固定されていますが、現在販売されている新しい交換部品は、パチンとはめ込むだけの「ピンタイプ」に改良されており、しかも古いポストにも取り付けられるようなアダプター構造になっています。この「古い製品も大切に使い続けられるように」という設計思想は、さすが大手メーカーだなと感心してしまいますね。

品番の確認方法 ポストの裏蓋を開けた内側の側面や、蓋の裏面に銀色のシールが貼ってあることが多いです。「National」のロゴと共に「CT...」から始まる品番が書かれています。文字が消えかけている場合は、スマートフォンのカメラで接写して拡大してみると読めることがありますよ。

費用を抑えるカバー工法のメリット

費用を抑えるカバー工法のメリット

「裏蓋だけでなく、表側の投入口も古びて錆びている」「でも、壁を壊すような大工事はしたくない」という方にぴったりなのが、カバー工法(簡易リフォーム)です。これは、既存のポストの口金(くちがね)部分の上から、新しいおしゃれな装飾カバーや枠を取り付けるというアイデア商品的な解決策です。

LIXILなどのエクステリアメーカーや、ネット通販で「ポストカバー」として26,000円〜30,000円程度で販売されています。素材もアルミ製や樹脂製など様々で、デザインもモダンなものから、アンティーク調、木目調など豊富に揃っています。これを被せるだけで、まるで新品のポストに交換したかのような劇的なビフォーアフターが実現します。

最大のメリットは、コンクリートを壊す「ハツリ工事」が不要なことでしょう。ハツリ工事がないということは、工事期間も半日程度で済みますし、近隣に響き渡るような騒音や、洗濯物を汚す粉塵もほとんど出ません。

DIYが得意な方なら、専用の接着剤やビスを使って自分で取り付けることも十分に可能です。ただし、注意点として、これはあくまで「見た目」を隠す化粧直しであるということを忘れてはいけません。

ポスト内部の箱が腐食して穴が開いている場合や、雨漏りが起きている場合は、カバーをしても内部の問題は解決しません。あくまで「機能は生きているけれど、見た目が悪い」という場合の選択肢として考えてください。

業者による撤去と全交換の価格相場

業者による撤去と全交換の価格相場

機能もデザインも完全に新しくしたい場合、あるいは内部の箱が錆びてボロボロになっている場合は、既存のポストを引き抜いて新しいものに入れ替える「全交換」になります。これはDIYの範疇を超えており、専門業者に依頼するのが一般的かつ安全です。

実際に業者にお願いすると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。単に新しいポストの代金だけでなく、古いポストを撤去する手間賃や、ゴミの処分費などが積み重なってきます。一般的な目安を詳細にまとめてみました。

項目 費用の目安 内容と変動要因
ポスト本体 1.5万〜5万円 選ぶ商品のグレードによります。断熱材入りや大型タイプは高額になります。
撤去・ハツリ工事 0.8万〜2.5万円 既存ポスト周りのモルタルやコンクリートを削り取る作業費です。壁が厚いと高くなります。
新規取付工事 1.5万〜3万円 新しいポストを水平に設置し、モルタルを充填して固定する技術料です。
左官・処分費他 1.5万〜4万円 補修跡を目立たなくする仕上げ作業や、コンクリートガラの産廃処分費、諸経費です。
合計 約5.6万〜15万円 現場状況(駐車場の有無など)により大きく変動します。

特に注意が必要なのは、設置場所が「独立したブロック塀」ではなく、「住宅の外壁」に埋め込まれているケースです。この場合、ポストの周りには透湿防水シートなどの防水層が存在しており、交換の際にこれを傷つけると、壁の内部に雨水が侵入し、家の柱を腐らせる原因になります。

そのため、外壁埋め込みタイプの交換は、防水処理の専門知識を持った職人が慎重に行う必要があり、費用は10万円以上、場合によっては20万円近くに跳ね上がることが多いです。これは家を守るための必要経費と捉えるべきでしょう。

ハツリ工事が必要なケースと注意点

「ハツリ工事」とは、コンクリートを削ったり壊したりする作業のことです。全交換をする場合、古いポストはモルタルでガチガチに固められているため、このハツリ作業が必須になります。ハンマードリルという電動工具を使って「ガガガガ!」とコンクリートを砕いていくわけですが、これにはいくつかのリスクが伴います。

DIYでのハツリは危険です 電動ハンマーは強力な振動を発生させます。もし誤ってブロック塀の中にある「鉄筋」を切断してしまうと、塀の耐震強度がガタ落ちし、地震の際に倒壊するリスクが高まります。また、振動で塀全体に亀裂(クラック)が入ることもあります。構造を理解しているプロであれば、どこに鉄筋が入っているかを予測し、ダイヤモンドカッターで切れ目を入れてから慎重にハツリを行うなど、リスクを最小限に抑える施工をしてくれます。

また、この作業はかなりの騒音と粉塵が発生します。ご近所トラブルを避けるためにも、事前の挨拶回りをしてくれるような丁寧な業者さんだと安心ですね。もしご自身で手配する場合は、工事の数日前に「少し大きな音がします」と両隣のお宅に一声かけておくだけでも、トラブルを未然に防ぐことができます。

LIXILなど人気メーカーへのリフォーム

LIXILなど人気メーカーへのリフォーム

せっかく多額の費用をかけて交換するなら、今のライフスタイルに合った機能的で美しいポストにしたいですよね。現在、市場で人気を集めているのは、パナソニックの「ユニサス(UNISUS)」シリーズや、LIXILの「エクスポスト」シリーズです。

特にパナソニックのユニサスは、リフォーム需要を強く意識して開発されています。交換工事を行うと、どうしても古いポストを抜いた穴と、新しいポストのサイズの間に隙間が生じてしまいます。これをモルタルだけで埋めようとすると、補修跡が目立ってしまいがちです。

しかしユニサスには、リフォーム専用の「化粧枠(目隠し用オプション)」という部材が用意されており、この隙間をスマートに覆い隠すことができるのです。これにより、まるで最初からそのポストが付いていたかのような、美しい仕上がりになります。

また、最近はネット通販の利用増加に伴い、「宅配ボックス」機能がついたものにしたいと考える方も増えています。しかし、ブロック塀への埋め込みタイプで宅配ボックスサイズ(大きな荷物が入るサイズ)を新たに埋め込むのは、塀の強度的な問題や、開口部を大きく広げる工事の難易度から、現実的には難しいことが多いです。

その場合は、埋め込みポストは郵便物専用のシンプルな「口金ポスト」に新調し、宅配ボックスは別途、玄関先に据え置き型を設置したり、機能門柱として独立させたりする「機能分散」が今のトレンドであり、最も合理的かなと思います。

ブロック塀の埋め込みポスト交換で失敗しないポイント

「いざ工事を頼んだら、サイズが合わなかった!」「交換した後から雨漏りがするようになった…」なんてことにならないために、事前にチェックしておくべき重要ポイントをお伝えします。

1Bや2Bなど既存サイズの測り方

ブロック塀用のポストには、「1B」「2B」というサイズ規格があります。これは業界特有の用語で、「B」はブロックの段数を意味しています。つまり、1Bならブロック1段分の高さ(約19cm)、2Bなら2段分の高さ(約39cm)ということです。

交換する際は、基本的に「現在と同じサイズ」のものを選ぶのが鉄則です。例えば、1Bの穴に容量の大きい2Bのポストを入れようとすると、ブロックをさらに1段分切り崩す必要があり、これは塀の鉄筋を切断するリスクが高い大工事になってしまいます。逆に、2Bの穴に1Bのポストを入れると、余ったスペースをブロックやモルタルで埋める必要があり、見た目が不格好になりがちです。

サイズの確認方法ですが、表に見えている「口金」のサイズではなく、塀の中に埋まっている「箱(本体)」の高さを測る必要があります。メジャーを使って、裏側の箱の縦の長さを測ってみてください。約19cm前後なら1B、約39cm前後なら2Bと判断できます。幅に関しては、ブロックの規格に合わせて約39cmになっているものがほとんどです。

パナソニック等の古い廃番品の対応

築20年以上の住宅では、「National(ナショナル)」ロゴのついたポストがよく使われています。もちろんブランド自体はなくなっていますし、製品も廃番ですが、ご安心ください。日本の住宅規格に基づいて作られているため、現行のパナソニック製品や他メーカーの製品でも、サイズさえ合えば交換可能です。

ただし、注意が必要なのは、海外製の特殊なポストや、規格外の安価なポストが埋め込まれている場合です。これらはJIS規格(日本産業規格)の寸法と微妙に異なることがあり、「新しいポストが数ミリ大きくて入らない」という事態が起こり得ます。

コンクリート相手に「数ミリ」の誤差は致命的です。この場合、プロの業者はダイヤモンドカッターを使って穴の周囲を数ミリ削り広げる加工を行いますが、これは非常に繊細で高い技術が必要な作業になります。

ちなみに、ポスト交換のついでに「ブロック塀の汚れも気になるから綺麗にしたい」という方は、高圧洗浄や薬剤を使ったメンテナンス方法についても別記事で詳しく触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。 ブロック塀にキッチンハイターは危険?塩害や変色リスクと正しい洗い方

おしゃれなデザインを選ぶ際のコツ

ポストは家の「顔」の一部であり、外構全体の印象を大きく左右するアイテムです。機能だけでなくデザイン選びも失敗したくないですよね。プロがおすすめする選定のコツは、「サッシ(窓枠)や玄関ドアの色、あるいはフェンスの色と合わせる」ことです。

例えば、玄関ドアがアルミのシャイングレーなら、ポストの口金も近い色のステンカラーを選ぶと、全体に統一感が生まれます。もし玄関ドアが木目調なら、ポストにも木目調のパネルがあしらわれた製品を選ぶと、温かみのあるコーディネートになります。

最近は、口金部分だけが露出するシンプルなタイプだけでなく、投函口にアクセントカラーが入ったものや、夜間にLED照明が光るタイプなども人気です。カタログを見るだけでなく、実際の家の前に色見本を当ててみて、違和感がないか確認してみるのも良い方法ですよ。

防水処理や強度など施工上のリスク

防水処理や強度など施工上のリスク

埋め込みポストの交換で最も怖いのが「水」の問題、そしてそれに起因するブロック塀の劣化です。新しいポストを設置した際、ポスト本体とモルタルの間にわずかでも隙間があると、そこから雨水がブロック塀の内部に浸透し続けます。

ブロック塀の中には、強度を保つための鉄筋が入っていますが、浸入した水分によってこの鉄筋が錆びると、体積が膨張します。鉄は錆びると約2.5倍に膨れ上がると言われており、その圧力で内側からコンクリートを破壊してしまうのです。これを「爆裂(ばくれつ)」と呼びます。一度爆裂が起きると、塀の強度は著しく低下し、補修も困難になります。

見積もり時の確認事項 業者さんに依頼する際は、「ポスト周りのコーキング(防水処理)はどのように行いますか?」と質問してみてください。「変成シリコンという対候性の高い材料を使って、隙間をしっかり埋めます」と即答してくれる業者は信頼できる可能性が高いです。逆に、言葉を濁したり、「モルタルで埋めるだけです」と言う業者は、防水意識が低いかもしれません。

ブロック塀の安全性については、国土交通省も点検の重要性を呼びかけています。ポスト交換は、ブロック塀の健康診断をする良い機会でもあります。

(出典:国土交通省『ブロック塀等の安全対策について』)

信頼できる施工業者の賢い探し方

では、そんな信頼できる技術を持った業者はどうやって探せばいいのでしょうか。リフォーム会社ならどこでも良いというわけではありません。

まずおすすめなのは、「エクステリアプランナー」や「ブロック塀診断士」といった専門資格を持っているスタッフが在籍している業者です。彼らは構造的な知識がしっかりしており、単にポストを交換するだけでなく、塀全体の安全性を考慮した提案をしてくれます。また、業者のホームページをチェックし、「施工事例」のページにポスト交換の実績写真が多く掲載されているかも重要な判断材料になります。

最近は「家仲間コム」のような一括見積もりサイトを利用するのも賢い方法です。複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格が見えてきます。見積もりを依頼する際は、「現在のポストの写真(全体・アップ・裏側)」を必ず添付しましょう。これにより、現地調査の前にかなり正確な概算見積もりを出してもらいやすくなり、業者とのミスマッチを防ぐことができます。

ブロック塀の埋め込みポスト交換の総括

最後に、今回の内容をまとめます。

  • まずは部品チェック裏蓋の破損だけなら、DIYで数千円で直せる可能性が高い。品番を確認してみよう。
  • 見た目重視ならハツリ工事不要のカバー工法が賢い選択。費用も抑えられ、工期も短い。
  • 全交換なら防水処理と強度確保のため、プロに依頼するのが無難。特に外壁埋め込みは要注意。
  • 業者選び資格の有無や施工事例を確認し、写真は必ず添付して見積もりを取ろう。

「ブロック塀 埋め込み ポスト 交換」は、単なる設備の取り替えに見えて、実は家の寿命や防犯、そして地域の安全にも関わる大切なメンテナンスです。機能不全を解消して、気持ちよく郵便物を受け取れるようになるといいですね。少しでも不安がある場合は、無理せず専門家に相談することをおすすめします。

※本記事で紹介した費用や工法は一般的な目安です。現場の状況により異なりますので、最終的な判断は専門業者にご相談ください。

  • この記事を書いた人

なおと

はじめまして! 知識ゼロからDIYでの庭づくりに挑戦し、たくさんの失敗を乗り越えてきた経験を元に、初心者さんがつまずきやすいポイントを丁寧に解説しています。雑草だらけだった庭が、少しずつお気に入りの空間に変わっていく喜びを、あなたと分かち合えたら嬉しいです。 詳しいプロフィールはこちら »

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