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風が強い庭のガーデニングの悩みを解消!おすすめ植物とDIY対策の決定版

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風が強い庭のガーデニングの悩みを解消!おすすめ植物とDIY対策の決定版

こんにちは。お庭マエストロ、運営者の「なおと」です。

風が強い庭でのガーデニングは、せっかく植えた花が折れてしまったり、お気に入りの鉢が倒れて割れてしまったりと、悩みが尽きないですよね。

特に強風が吹き抜ける場所や、潮風による塩害が気になる沿岸地域、さらにはビル風の影響を受けるベランダなど、環境によって対策も様々です。風が強い庭でのガーデニング対策を調べていると、どんな植物なら耐えられるのか、おしゃれな外構と風よけをどう両立させるべきかという不安が尽きないものです。

風が吹くたびにハラハラする生活から抜け出して、風を味方につけて緑豊かな空間を育てるコツを一緒に見ていきましょう。風に強い花や強風に強い庭木の選び方を知るだけで、お庭の維持管理は劇的に楽になりますよ。

この記事では、私がこれまでに学んできた知識をたっぷり詰め込みました。最後まで読めば、台風や冬の北風にも負けない、たくましくて美しいお庭の作り方がはっきりと見えてくるはずです。

ポイント

  • 強風に耐える植物が持つ形態的な特徴とおすすめの品種
  • 風のエネルギーを逃がすための構造的な防風対策の基本
  • ベランダや高層階特有の制約を守った安全な管理テクニック
  • 台風や暴風雨などの緊急事態に備えるための具体的な手順

風が強い庭でガーデニングを成功させる植物選び

風が強い場所でお庭を楽しむなら、まずは「風に強い性質」を科学的に理解した上で、適切な子たちを仲間に迎えるのが一番の近道です。

ここでは、なぜその植物が風に強いのかという理由も含めて、私なりの視点で詳しく深掘りしていきましょう。

形状から判断する風に強い植物の共通した特徴

風が強い環境でも平気な顔をして育っている植物たちには、生き残るための共通した「カタチ」があります。私がまず注目してほしいと思っているのが、「葉面境界層(ようめんきょうじょうそう)」という考え方です。

これ、ちょっと難しそうな言葉ですけど、要は葉っぱのすぐ表面にある、湿り気を帯びた空気の薄い層のことなんです。風が吹くとこの層が吹き飛ばされて、植物は急激に乾燥してしまうのですが、風に強い植物はこの層を守る、あるいは層がなくても平気な工夫をしています。

例えば、ローズマリーやコニファーのように葉っぱが針のように細いタイプは、風を受ける面積そのものが小さいですよね。これは流体力学的に見ても「抗力」を最小限に抑える賢い戦略なんです。

また、ヤシやシダのように葉に深い切れ込みがあるものも、風をスリットのように受け流すことで、葉全体が破れるのを防いでいます。さらに、「接触形態形成(せっしょくけいたいけいせい)」といって、風という物理的な刺激を常に受けることで、植物ホルモンのエチレンが分泌され、茎が太く短く、ガッシリと育つ性質を持っている子もいます。

これを逆手に取れば、風が強い場所だからこそ、あえて背の低い「矮性(わいせい)」品種や、地面を這うように広がる「匍匐(ほふく)性」の植物を選ぶのが正解なんです。

他にも、葉の表面が銀色の毛で覆われているシルバーリーフ(アサギリソウなど)や、クチクラ層が発達してツヤツヤしている厚い葉(シャリンバイなど)も、風による水分の蒸散を強力にブロックしてくれます。こういった「風をいなすカタチ」を知っているだけで、園芸店での苗選びがぐんとプロっぽくなりますよ。

風に強い植物を見分ける3つのポイント

  • 空気抵抗の少なさ:細葉や切れ込みのある葉で風を逃がせるか
  • 組織のしなやかさ:風を受けてもしなり、折れにくい構造か
  • 低重心の安定感:矮性品種や匍匐性など、地面に近い場所で育つか

 

シンボルツリーにも最適な強風に強い庭木の活用

お庭の顔となるシンボルツリー選びは、風の強いお庭において最も慎重になりたいポイントですよね。私が真っ先におすすめしたいのは、やはりオリーブです。

オリーブ

オリーブ

オリーブはもともと地中海の強い風や乾燥、さらには潮風にも耐えてきた歴史があるため、耐風性は折り紙付きです。銀色の葉が風にさらさらと揺れる姿は、風が強い庭だからこそ楽しめるダイナミックな景観だなと思います。

ただ、注意してほしいのは、オリーブは成長が早いくせに根が浅いという点です。植え付けから数年は、風に煽られて根が浮かないように、竹や木製の支柱でガッチリと固定してあげることが成功の絶対条件になります。

他にも、枝が非常にしなやかなシマトネリコもいいですね。

シマトネリコ

シマトネリコ

強い突風が吹いても、枝がムチのようにしなって力を逃がしてくれるので、折損の被害が比較的少ないんです。また、和風やモダンなお庭なら、トベラやマサキ、ウバメガシといった「防風林」として古くから使われてきた樹種も検討してみてください。

これらは葉が密に茂るので、それ自体が他の中庭の植物を守る「壁」としての役割も果たしてくれます。

ただし、どんなに強健な庭木でも、植えたばかりの時期はまだ地面にアンカーが効いていない状態です。この時期に大きな風を受けると、せっかく伸び始めた微細な根が切れてしまい、枯死の原因になります。シンボルツリーを植える際は、プロが使う「八つ掛け支柱」などを参考にして、三方からしっかり支える工夫を忘れないでくださいね。正確な施工方法や最適な樹種選びについては、地域の気候を知り尽くした園芸店や造園の専門家に相談するのが一番安心かなと思います。

おすすめの庭木 耐風性の特徴 管理のワンポイント
オリーブ 潮風・乾燥に非常に強い。銀葉が美しい。 根が浅いので、強固な支柱が必須です。
シマトネリコ 枝がしなやかで風を受け流す力が高い。 成長が早いので、定期的な透かし剪定を。
マサキ 葉が密で、防風垣としての効果が抜群。 潮風にも強いので、沿岸部にもおすすめ。

風の抵抗を受けにくい強風に強い花の種類

「風が強いから、繊細なお花は諦めなきゃ…」なんて思わないでくださいね。風の抵抗を計算に入れれば、彩り豊かな花壇を作ることは十分に可能です。

私が信頼している強風に強い花といえば、まずは「バーベナ」の仲間です。特に最近の品種は茎が非常に強靭で、少々の風では倒れません。バーベナは花びらが小さく、密集して咲くので、風が吹き抜けても花が散りにくいというメリットもあります。

バーベナ

バーベナ

また、暑さと乾燥にめっぽう強い「ランタナ」や「スーパートレニア」も、風の強い庭にはうってつけです。これらの植物は這うように広がる性質(匍匐性)があるため、風の影響を受けやすい高い位置ではなく、地面に近い場所で安定して育ってくれます。

逆に、絶対避けたほうがいいのは、大きな一輪の花を咲かせるタイプです。例えば、牡丹や大輪のダリア、ハイブリッドティー系統のバラなどは、花首に重さがあるため、風が吹くとその重みがモーメントとなって、茎が根本からポキッと折れてしまいます。

こうしたお花を楽しみたい場合は、後ほど解説する「風よけ」の陰になるデッドスペースに配置してあげましょう。

ハーブ類も忘れてはいけません。タイムやローズマリーなどの木質化するハーブは、それ自体が低い防風壁のような役割も果たしてくれますし、葉が小さいので蒸散によるダメージも少ないです。

風に乗ってハーブの香りがふんわり漂ってくるのは、風が強い庭ならではの贅沢な楽しみ方かもしれませんね。ただし、強風下では鉢土が想像以上のスピードで乾燥するので、水やりの頻度にはいつも以上に気を配ってあげてください。

厳しい冬を乗り越える北風に強い植物の具体例

ガーデニング愛好家にとって、冬の冷たく乾いた北風は台風以上に手強い相手だったりしますよね。この時期は気温の低さだけでなく、強風による「寒冷乾燥ストレス」が植物の細胞をズタズタにしてしまうんです。

そんな厳しい冬を乗り切るための北風に強い植物として、私が特におすすめしたいのが「クリスマスローズ」です。

クリスマスローズ

クリスマスローズ

冬から春にかけて咲く彼らは、寒さへの耐性はもちろんなのですが、葉が非常に厚く、風による水切れに強いのが特徴です。

また、日本に自生する「ツワブキ」も最強レベルの耐風・耐寒性を持っています。

ツワブキ

ツワブキ

海岸の岩場でも自生しているくらいなので、潮風混じりの冷たい強風なんてへっちゃらです。大きなツヤのある葉は、クチクラ層というワックスのような成分でしっかりコーティングされていて、冷たい風が当たっても水分が逃げにくい構造になっています。

他にも、常緑のアイビー(ヘデラ)や、冬に紅葉も楽しめるオカメザサなども、北風にさらされる場所のグランドカバーとして非常に優秀です。

冬の対策で一つ豆知識をお伝えすると、北風が当たる場所には「落葉樹」を植えるのも一つの戦略なんです。冬に葉を落としてしまえば、風を受ける面積が劇的に減るので、木全体へのダメージを最小限に抑えられます。

逆に、冬も葉がある常緑樹を植える場合は、風で葉が擦れて茶色くなる「葉焼け」を起こしやすいので、不織布などで一時的に保護してあげるのも優しさかなと思います。冬のお庭が寂しくならないように、こうしたタフな常緑植物と落葉樹をバランスよく組み合わせてみてください。

参考

冬の強風対策では「水やり」が盲点になりやすいです。風が強い日は、土の中の水分がどんどん奪われます。「冬だから水は控えめに」という常識を一旦置いて、風が強い晴天の日の午前中には、しっかり土の状態を確認してあげましょう。

風が強い庭 ガーデニングの構造的対策と維持管理

植物を厳選したら、次はそれらを守るための「インフラ整備」です。物理的な対策を組み合わせることで、風の強い庭はもっと安全で、植物にとって優しい場所に変わります。

植物の揺れや乾燥を防ぐための物理的な対策

風による一番の被害は、目に見える「折損」だけではありません。私が一番恐れているのは、前述した根の損傷です。

強風で植物の地上部が激しく揺さぶられると、その振動が根元に伝わり、土との間に小さな隙間ができてしまいます。すると、そこから空気が入り込んで大事な根が乾いてしまったり、新しく伸びようとしている根毛がちぎれてしまったりするんです。

これを防ぐために、どんな小さな苗であっても、風が強い日は仮支柱を立てて、株元をしっかり固定してあげることが重要です。

さらに、物理的な防御として欠かせないのが「マルチング」です。風が強いと、土の表面にある「境界層」が剥ぎ取られ、驚くべきスピードで土壌水分が蒸発していきます。

これを防ぐために、バークチップや重めの砂利、あるいはクルミの殻などで地表を覆ってあげましょう。マルチングは乾燥を防ぐだけでなく、強風による土の飛散(泥跳ね)も防いでくれるので、病気予防にも繋がります。

ただし、軽いウッドチップはそれ自体が風で飛ばされて近所迷惑になることもあるので、少し重めの資材を選ぶか、ネットで押さえる工夫をしてくださいね。

また、大きな樹木を管理する場合は、定期的な「透かし剪定」が物理的な安全策になります。枝葉が込み入っていると、樹冠全体が「帆」のような役割を果たしてしまい、風荷重(風が押す力)が何倍にも膨れ上がります。

適度に枝を間引いて、向こう側が透けて見えるくらいにしておけば、風がスルスルと通り抜けていくので、倒木のリスクを大幅に下げることができますよ。

代表的な支柱の立て方と効果

  • 一本支柱:草花や細い苗木に。主幹に沿わせて8の字結びで固定します。
  • あんどん支柱:蔓性植物や倒れやすい宿根草に。全体を面で支えるので安定します。
  • 八つ掛け支柱:中高木に。3本の支柱を交差させて組むため、全方向の風に最強です。

 

庭の環境に合わせて作る風よけ DIYのアイデア

本格的な外構工事を業者さんに頼むとなると、かなりの費用と時間がかかってしまいますよね。でも、ちょっとした工夫で自分でもおしゃれな風よけ DIYは可能です。

ここで私が最も大切にしてほしいのが、風を「完全にブロックしようとしない」という考え方。流体力学の世界では、隙間のない完全な壁(ソリッドフェンス)を作ると、その壁の背後に強力な負圧領域が生まれてしまい、壁を乗り越えた風が急降下して「巻き込み風」を発生させることがわかっています。これでは、壁のすぐ内側に置いた大切な植物が、かえって強い乱流にさらされてしまうんです。

そこでおすすめなのが、空隙率(隙間の割合)が40%〜50%程度の「多孔質」な素材を使ったDIYです。例えば、ルーバーフェンスやラティス、ウッドフェンスなどがこれに当たります。これらの隙間がある素材は、風を細かく切り刻んでフィルターのように通してくれるので、風のエネルギーを穏やかに減衰させつつ、背後の空気をスムーズに逃がしてくれます。

市販のラティスを設置する場合は、既設のフェンスに耐候性の結束バンド(インシュロック)で固定するのが手軽ですが、強風地では結束バンドが劣化して切れるリスクもあるので、金属製のU字ボルトなどで二重に固定しておくと安心感が違いますよ。

また、最近人気なのが、プランターと目隠しフェンスが一体になった「BOX付きフェンス」です。これ、見た目はすごくおしゃれなのですが、風が強い場所では要注意!フェンス部分が帆の役割を果たしてしまい、簡単に倒れてしまいます。

DIYで設置するなら、プランターの中に重いコンクリートブロックを敷き詰めたり、地面にしっかりアンカーを打ち込んだりといった、一段上の安全対策を必ずセットで行ってください。自分の庭の風がどこから吹き抜けてくるのか、数日間観察してから最適な位置に「風のフィルター」を配置してみてくださいね。

DIY設置時の最重要チェック事項

  • 設置したフェンスが「帆」になっていないか(隙間があるか)
  • 基礎の重さは十分か、または既存の構造物に強固に固定されているか
  • 台風時に取り外せる構造、もしくは補強が容易な状態か

 

効率的に風を遮る防風ネットの正しい設置方法

見た目よりも「実用性」や「コストパフォーマンス」を重視したいなら、防風ネットの活用が間違いなく最強のソリューションです。もともと果樹園や農家さんがプロの現場で使っているものなので、その減勢効果は折り紙付き。

一般的には、ネットを張るだけで風速を約40%〜60%も軽減できると言われています。家庭菜園で背の高いトマトやナスを育てている方や、デリケートな新芽を春の嵐から守りたい時には、これ以上頼もしいアイテムはありません。

ネット選びのポイントは、目合い(網目の大きさ)です。一般的には2mm〜4mm程度のものが、防風効果と通気性のバランスが良くて使いやすいですよ。

設置の際に一番やってはいけないのが「たるませたまま張る」こと。ネットが風でバタバタと暴れると、その衝撃で支柱が折れたり、ネット自体が破れたり、最悪の場合は植物に叩きつけられて傷つけてしまいます。

設置するときは、ピンと太鼓の皮のように張ることを意識してください。また、ネットの上部だけでなく下部もしっかりペグやレンガで固定して、地面との隙間を作らないようにしましょう。

風はわずかな隙間からでも加速して入り込んでくる(ベンチュリ効果)ので、足元を固めるのがプロのコツです。

「でも、青いネットはお庭の雰囲気を壊しそう…」と心配な方もいますよね。最近では、住宅街でも馴染みやすいブラウンやダークグリーン、ブラックといった落ち着いた色の防風ネットもたくさん販売されています。

冬の間だけ北風よけとして設置し、春になったら取り外して畳んでしまっておけるのもネットならではのメリット。大がかりな工事の前に、まずはネットで「風の通り道」が変わるのを実感してみるのも良いかもしれません。

ネットの目合い 主な用途・効果 デメリット
1mm〜2mm 防風だけでなく、防虫効果も高い 風の抵抗を強く受けやすく、支柱への負荷が大きい
4mm程度 防風効果のバランスが良く、最も一般的 小さな虫の侵入は防げない
6mm〜9mm つる性植物の誘引を兼ねた緩やかな防風 強風を遮る効果は限定的

制約の多いベランダでの安全な風対策と植物管理

マンションのベランダガーデニングは、戸建ての庭とは全く別のルールが適用されると考えたほうがいいです。まず意識しなければならないのが、高層階になればなるほど、地上よりも風速が劇的に上がるということ。

さらに、隣のビルに当たって跳ね返る「剥離流」や、ビルに当たって吹き下ろす「ダウンバースト」など、風向きが一定でない複雑な乱流が常に発生しています。ここで一番怖いのは、やはり鉢や資材の「落下」です。

多くのマンション管理規約では、手すりの上にプランターを置くことはもちろん、手すりにハンギングすることも禁止されています。万が一、落下事故が起きれば取り返しのつかないことになりますので、すべての植物は「手すりより低い位置」かつ「床置き」が鉄則です。

また、ベランダは消防法上の「避難経路」としての役割も持っています。隣の部屋との境界にある「隔て板(蹴破り戸)」の前や、緊急脱出用の「避難ハッチ」の上に鉢を置くことは絶対に避けなければなりません。

その上で、ビル風対策として私がおすすめしているのが、鉢を重くすること。プラスチック鉢よりも陶器鉢の方が安定しますが、重すぎると今度は移動が大変ですよね。そんな時は、鉢底石として重めの砂利を多めに入れたり、複数の鉢をトレーにまとめて重さを稼いだりするのが賢い方法です。

また、エアコンの室外機から出る熱風は、強風による乾燥をさらに加速させる「植物の天敵」です。室外機カバーを設置して、排気を上方に逃がす工夫を忘れずに行ってください。

ちなみに、ベランダはコンクリートの照り返しによる熱も凄まじいので、風による乾燥と相まって、植物は常に極限状態にあります。床にスノコやウッドパネルを敷いて断熱し、風が特に強い日は一時的に室内に取り込めるような「移動のしやすさ」も考慮したレイアウトを心がけてみてください。

ベランダでの安全管理については、こちらの狭いベランダで洗濯物とガーデニングを両立!安全ルールと空間活用術も併せて確認して、ルールを守っておしゃれに楽しみましょう。

台風などの暴風雨が過ぎた後の迅速なケア

気象庁の予報で台風の接近が分かったら、被害を最小限に抑えるための「クライシスマネジメント」に切り替えましょう。台風通過前、私がプロの技としてぜひ真似してほしいのが、「鉢植えをあらかじめ倒しておく」という方法です。

背の高い鉢を無理に立てておくと、風に煽られて激しく転倒し、鉢が割れるだけでなく大切な枝も折れてしまいます。最初から風下に向けて横に倒しておけば、風を受ける面積が激減し、被害を驚くほど抑えることができるんです。もちろん、移動できるものは室内へ、外に残す構造物はロープでガチガチに固定するのが基本ですよ。

そして、台風が通り過ぎた後のケアが何より重要です。まずやってほしいのが、植物全体の「水洗い」です。台風の雨風は巻き上げられた海水を含んでいることが多く、これが乾燥すると「塩害」を引き起こします。葉の表面に塩分がつくと、浸透圧の作用で細胞から水分が奪われ、あっという間に茶色く枯れ込んでしまうんです。

たとえ雨が降った後でも、水道水のシャワーで葉の裏側まで丁寧に洗い流してあげてください。また、激しい揺れによって根と土の間に隙間ができている場合は、早急に土を寄せて(増し土)、手で優しく、でもしっかりと押さえて根を落ち着かせてあげましょう。

台風後は人間も疲れていますが、植物たちもかなりのダメージを負っています。折れた枝の切り戻しや、活力剤の投与など、迅速なリカバリーをしてあげることで、その後の回復スピードが全く変わってきます。気象状況に応じた適切な対応を心がけましょう。

ポイント

台風通過直後は、一見元気そうに見えても数日後に急に枯れ始めることがあります。これは根の損傷による後発的な水切れや、目に見えない塩害が原因です。一週間程度は、普段よりも注意深く観察を続けてあげてください。

風が強い庭のガーデニングを美しく保つためのまとめ

風が強い庭 ガーデニングを美しく保つためのまとめ

さて、ここまで風が強い庭のガーデニングを成功させるための具体的なステップを解説してきました。

風という環境は、時に私たちのやる気を削いでしまう厄介な存在ですが、決して「ガーデニングができない理由」にはなりません。むしろ、風があるからこそ、オーナメンタルグラスが美しくなびき、ハーブの香りが庭中に広がるという、静かな場所では味わえないダイナミックな魅力があるのだと私は思います。

大切なのは、風を力ずくでねじ伏せようとするのではなく、植物の性質を活かし、構造物でその威力を「いなす」こと。風に強い植物を適材適所に配置し、支柱やDIYフェンスで優しく守ってあげれば、どんなに条件の厳しい場所でも緑豊かなオアシスは作れます。

そして、台風などの非常時には、今回ご紹介したような迅速な対策とアフターケアを実行してみてください。自然と対話し、環境に合わせて自分のお庭をアップデートしていく過程こそ、ガーデニングの本当のだいご味ではないでしょうか。

もし、自分のお庭にどんな対策が一番合っているのか迷ってしまったら、一人で悩まずにプロのアドバイスを受けてみるのも良い選択です。この記事で紹介した知識が、あなたの風が強い庭のガーデニングをより楽しく、より輝かせるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。風を味方につけて、世界に一つだけの素敵な空間を育てていきましょう!

正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

※この記事の数値データ(風速軽減率や適正空隙率など)は、一般的な研究報告や資材メーカーの数値を基にした目安であり、地形や建物の配置、設置方法によって効果は変動します。安全には十分に配慮して作業を行ってください。

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