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庭の人工芝で後悔する前に!雑草やカビの原因と絶対に失敗しない対策

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庭の人工芝で後悔する前に!雑草やカビの原因と絶対に失敗しない対策

こんにちは。お庭マエストロ、運営者の「なおと」です。

憧れの緑あふれるお庭。でも、手入れが大変な天然芝の代わりに人工芝を検討しつつも、庭に人工芝を敷いて本当に後悔しないだろうかと不安を感じていませんか。ネットで検索すると「失敗した」「やめとけ」といったネガティブな声も目にするため、導入に踏み切れずにいる方も多いかもしれません。

実は、人工芝に関するトラブルのほとんどは、製品そのものの問題というよりも、事前の計画不足や誤った施工方法に原因があります。私自身も庭づくりの過程で多くの失敗を経験し、そこから学んできた身として、皆さんが同じ轍を踏まないよう、メリットだけでなくデメリットやリスクについても正直にお話ししたいと思います。

この記事でわかること

  • 雑草やカビなどのトラブルが発生する具体的なメカニズム
  • DIYとプロの施工で仕上がりに差が出る決定的なポイント
  • 初期費用と将来的なメンテナンスコストのリアルな比較
  • 耐用年数を迎えた後の処分方法や張り替えの基礎知識

庭の人工芝導入で後悔する原因とは

「こんなはずじゃなかった」という嘆きは、なぜ生まれるのでしょうか。ここでは、実際に多くの人が直面している、庭の人工芝に関する代表的な失敗事例と、その原因を技術的な視点も含めて掘り下げていきます。原因を知ることで、回避策が見えてきます。

雑草が生えてくる失敗例と対策

雑草が生えてくる失敗例と対策

「人工芝にすれば草むしりから解放される!」そう信じて導入したのに、数年後には隙間から雑草が生えてきてガッカリした、という話は非常によく耳にします。これは、人工芝さえ敷けば雑草は生えないという誤解から生まれる代表的な後悔パターンです。

1. 下からの「突き上げ」リスク

スギナやチガヤ、ドクダミといった強力な地下茎を持つ多年生雑草は、施工前の除草が不十分だと驚異的な生命力で再生します。これらは光が遮断された環境でも、根に蓄えた養分を使って成長し、安価な防草シートや人工芝の透水穴(水抜き穴)を突き破って地上に出現します。

2. 上からの「飛来種子」リスク

もう一つの原因は、風や鳥によって運ばれた種子です。人工芝のパイル(葉)の隙間に砂埃や枯れ葉が溜まると、それが「培地」となり、飛んできた種が着床して発芽してしまいます。特に壁際や継ぎ目部分は種が溜まりやすく、要注意ポイントです。

対策のポイント:防草シート選びが命

対策のポイント:防草シート選びが命

施工前の「抜本的な除草(根こそぎ抜く)」はもちろんですが、最も重要なのは防草シートの選定です。ホームセンターで売られている安価な「織布タイプ(ビニールシートのような編み込み)」は、繊維の隙間から光を通し、雑草の突き抜けを許してしまいます。必ず、光を完全に遮断し繊維が絡み合った「高密度な不織布タイプ」を選んでください。

もし雑草が生えてきてしまった場合は、葉だけをちぎるのではなく、根元から垂直に引き抜く必要があります。特にDIYで施工する場合は、下地処理の段階でどれだけ丁寧に根を除去できるかが勝負の分かれ目になります。

土を固めて雑草を完全に封じ込める方法など、より強固な雑草対策については、以下の記事でも詳しく解説しています。

【庭の土を固める方法】DIYで雑草対策!費用や注意点も解説

湿気でカビが発生するトラブル

意外と見落とされがちなのが、人工芝の裏側や表面に発生する「カビ」や「藻」の問題です。特に日本の高温多湿な梅雨時期や、北側の日当たりの悪い庭(犬走りなど)ではリスクが高まります。

素材によるカビやすさの違い

カビの原因の一つは素材です。耐久性が高いと言われるナイロン製の人工芝は、実は親水性が高く水を吸いやすい性質があります。湿った状態が長時間続くと、カビの胞子が付着しやすくなります。一方、現在主流のポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)は水を弾く疎水性素材であるため、カビのリスクは比較的低いです。

排水環境の不備が最大の敵

しかし、いくら素材が良くても排水環境が悪ければカビは生えます。地面に適切な勾配(傾斜)がなく水たまりができるような状態だと、人工芝の下が常にジメジメした「蒸し風呂」状態になり、黒カビや緑色の藻の温床となってしまうのです。

 

ここに注意:カビてしまったら?

一度広範囲にカビが発生すると、表面を消毒用エタノールで拭くだけでは対処しきれず、最悪の場合は全撤去・張り替えが必要になることもあります。特にアレルギーをお持ちのお子様がいる家庭では、日当たりと風通しを考慮した導入が必要です。

人工芝の下に虫が湧くリスク

「人工芝にすれば虫がいなくなる」と期待される方も多いですが、環境によっては逆効果になることがあります。人工芝と地面の間は、適度な湿度があり、直射日光が当たらないため、ダンゴムシやムカデ、ゲジゲジといった虫たちにとって絶好の隠れ家になり得るのです。

なぜ虫が集まるのか?

  • 有機物の堆積人工芝の上に落ち葉や食べこぼしを放置すると、それらが腐敗して虫の餌となります。
  • 隠れ場所の提供湿気を好む不快害虫にとって、人工芝の裏側は天敵から身を守れる安全地帯です。
  • 防草シートの欠如シートを敷かずに直に施工すると、地中の虫が自由に人工芝内を行き来できてしまいます。

虫を完全にゼロにすることは難しいですが、砕石やコンクリートで下地をしっかり作り、水はけを良くして「虫が住みにくい乾燥した環境」を作ることが、唯一にして最大の防御策と言えるでしょう。

DIYで失敗する下地のデコボコ

DIYで失敗する下地のデコボコ

DIYで人工芝を敷く際に最も技術的な差が出るのが「整地(下地作り)」です。施工直後は綺麗に見えても、雨が降ったり人が歩いたりするうちに地面が沈み、表面がデコボコになってしまうことがあります。これを専門用語で「不等沈下」と呼びます。

転圧(てんあつ)不足の恐怖

原因はズバリ、土の転圧(締め固め)不足です。足で踏み固める程度では、土の粒子同士の隙間が十分に埋まらず、空気が残った状態になります。そこに雨水が浸透すると、土の粒子が動いて地盤が緩み、沈んでしまうのです。

DIYを成功させる秘訣:プレートコンパクター

プロの業者は「プレートコンパクター」という振動する機械を使って、体重をかけただけでは不可能なレベルで地面をガチガチに固めます。DIYの場合も、建機レンタル会社などで転圧機をレンタル(1日3,000円〜6,000円程度)することを強くおすすめします。手作業の場合は、レンガや重量ブロックを使って、時間をかけて徹底的に地面を叩き固める覚悟が必要です。

一度デコボコになった下地を直すには、固定ピンを抜き、人工芝をすべて剥がし、防草シートもめくって再整地する必要があります。この途方もない労力を避けるためにも、最初の整地が命です。

下地作りの重要性や、平らな地盤を作るための具体的な整地テクニックについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

庭にレンガを並べるだけの雑草対策は本当に効果的?失敗しないDIYのコツ

犬のトイレによる臭いトラブル

犬のトイレによる臭いトラブル

愛犬のために庭をドッグランにしたいというニーズは非常に多いですが、ここで問題になるのが「おしっこの臭い」です。人工芝には透水穴が開いているので、尿は下に流れていきますが、土壌の水はけが悪いと成分が地表近くに留まってしまいます。

アンモニア臭の発生メカニズム

残留した尿成分がバクテリアによって分解されると、強いアンモニア臭を発生させます。特に雨上がりの湿度が高い日には、地面から湿気が上がってくるのと同時に「モワッ」とした不快な臭いが庭全体に漂うことになりかねません。

ペット用人工芝の選び方

対策としては、以下の3点を意識してください。

  1. 抗菌・防臭仕様銀イオンなどが練り込まれた製品を選ぶ。
  2. パイルの長さ掃除がしやすいよう、少し短め(30mm以下)を選ぶ。
  3. メンテナンス排泄後はすぐに大量の水で洗い流し、土中深くまで浸透させる。

ペット用に特化した、水はけを極限まで高めた製品も存在しますので、愛犬家の皆さんは安易に景観用の人工芝を選ばず、機能性を重視することをおすすめします。

庭の人工芝で後悔しないための対策

これまでの失敗例を踏まえ、ここからは具体的に「どうすれば後悔しない人工芝ライフを送れるのか」、その対策と心構えについて解説していきます。良い面も悪い面も理解した上で導入することが、満足度を高めるカギです。

人工芝のデメリットと夏の暑さ

人工芝のデメリットと夏の暑さ

人工芝の最大のデメリットの一つに、夏場の表面温度の上昇があります。樹脂製品(プラスチック)であるため、真夏の直射日光下では表面温度が50℃〜60℃を超えることも珍しくありません。これでは裸足で遊ぶどころか、小さなお子様やペットにとっては火傷のリスクさえあります。

天然芝であれば植物の蒸散作用で涼しさを保てますが、人工芝にはそれがありません。対策としては、遮熱加工が施された製品を選んだり、使用前にたっぷりと水を撒いて気化熱で温度を下げたりする必要があります。

ゾーニングのすすめ

庭全面を人工芝にするのではなく、BBQやプールをするエリアにはタイルや石材を敷き、「遊ぶ場所」と「見る場所」を分けるゾーニング計画も有効です。熱源となるバーベキューコンロなどは人工芝の上で使用厳禁です。

水はけを良くする下地作りのコツ

先ほど「下地が9割」とお話ししましたが、その下地に使う「砂(骨材)」の選び方も重要です。DIYでやりがちなミスとして、水はけを良くしたい一心で「川砂」だけを厚く敷いてしまうケースがあります。

以下の表に、主な敷砂の特徴をまとめました。

砂の種類 水はけ 固まりやすさ 人工芝下地への適性
川砂 非常に良い 悪い(サラサラ) △(ズレやすい)
山砂 普通〜良い 良い(よく締まる) ◎(プロも使用)
真砂土 悪い 非常に良い(カチカチ) ◯(勾配が必須)

川砂はサラサラしていて水はけは抜群ですが、粘土分が少ないため、いくら転圧しても固まりません。その上に人工芝を敷くと、歩くたびに下の砂が流動してズレや沈下の原因になります。プロの現場では、適度な粘土分と砂利を含み、よく締まる「山砂」や、コンクリート廃材を粉砕した「再生砂(RC-0〜40)」などがよく使われます。

施工費用と維持費の比較検証

「人工芝は高い」というイメージがありますが、これはあくまで初期費用(イニシャルコスト)の話です。確かに、整地から防草シート、高品質な人工芝まで揃えると、DIYでも平米あたり4,000円〜5,000円程度、プロに頼めばその2〜3倍の費用がかかります。

しかし、10年スパンのトータルコストで見ると景色が変わります。天然芝は初期費用こそ安いですが、肥料代、水道代、芝刈り機の燃料やメンテナンス、そして何より毎週の「労働時間」という見えないコストがかかり続けます。

項目 天然芝 人工芝
初期費用 安い (約500円〜/㎡) 高い (約5,000円〜/㎡)
年間維持費 高い (肥料・水道代など) ほぼ0円 (掃除道具程度)
労働コスト 甚大 (夏は毎週芝刈り) 極小 (落ち葉拾い)

芝刈りにかかる時間を時給換算してシミュレーションすると、おおよそ7〜8年程度でコストが逆転し、人工芝の方が経済的に有利になるケースが多いです。広いお庭の維持費や、他の外構素材とのコスト比較については、以下の記事で詳しくシミュレーションしています。

100坪の庭の夢と現実とは?広さ・費用・設計・維持の完全ガイド

耐用年数と寿命による張り替え

人工芝はプラスチック製品であり、一生モノではありません。紫外線や雨風にさらされることで徐々に劣化していきます。

素材による寿命の違い

一般的に、高品質なポリエチレン(PE)製の人工芝の耐用年数は7年〜10年程度と言われています。一方で、ホームセンターの格安品に使われることの多いポリプロピレン(PP)製やナイロン製の場合は、紫外線劣化に弱く、3〜5年でボロボロになったり、パイルがポキポキ折れて粉を吹いたようになったりすることがあります。

「色が褪せてきた」「パイルが完全に寝て起き上がらない」というのは製品の寿命のサインです。10年後には数十万円規模の「張り替え費用(撤去費+新設費)」が発生することを、あらかじめ長期的な修繕計画に組み込んでおく必要があります。これを忘れていると、将来的に大きな家計の負担となって「後悔」することになります。

経年劣化後の撤去と処分方法

経年劣化後の撤去と処分方法

私が一番お伝えしたい注意点が、この「捨てるときの苦労」です。人工芝を導入する際、10年後の廃棄方法まで考えている人は少ないのではないでしょうか。

自治体によって異なるゴミ区分

人工芝のゴミ区分は自治体によって全く異なります。「50cm以下にカットすれば可燃ゴミ」という地域もあれば、「サイズに関わらず粗大ゴミ」「プラスチック資源ゴミ」あるいは「処理困難物として回収不可」という地域もあります。

切断の難易度と産廃リスク

多くの自治体で求められる「30cm〜50cm角への切断」ですが、頑丈な基布とパイルでできた人工芝をカッターで切り刻む作業は、想像を絶する重労働です。特に、重しとして珪砂(けいさ)を充填している場合は、砂が刃に当たってすぐに切れ味が悪くなり、作業は困難を極めます。

産業廃棄物になるケースも

撤去した人工芝に土や砂が大量に付着していると、一般ゴミとしての回収を拒否されることがあります。その場合や、量が膨大な場合は「産業廃棄物」として専門業者に処分を依頼せざるを得ず、撤去・処分費用だけで数万円〜十数万円かかることもあります。導入前に、必ずお住まいの自治体のゴミ出しルールを確認しておきましょう。

庭の人工芝で後悔しないために

ここまで、少し厳しい現実もお話ししましたが、人工芝は正しく導入すれば、忙しい現代人のライフスタイルに合った素晴らしい選択肢であることは間違いありません。

後悔を防ぐための最大のポイントは、「下地作り(整地・防草シート)にお金をかけること」です。予算が限られているなら、最高級の人工芝を買って下地をケチるよりも、中級の人工芝を選んで下地をプロに依頼する(あるいは転圧機をレンタルして完璧に仕上げる)方が、10年後の満足度は確実に高くなります。

「たかが人工芝」と思わず、しっかりとした土木工事という意識を持って計画することで、雑草や虫に悩まされない、快適なグリーンライフを手に入れてくださいね。あくまで一人の庭好きとしての意見ですが、この記事が皆さんの決断の一助になれば嬉しいです。

  • この記事を書いた人

なおと

はじめまして! 知識ゼロからDIYでの庭づくりに挑戦し、たくさんの失敗を乗り越えてきた経験を元に、初心者さんがつまずきやすいポイントを丁寧に解説しています。雑草だらけだった庭が、少しずつお気に入りの空間に変わっていく喜びを、あなたと分かち合えたら嬉しいです。 詳しいプロフィールはこちら »

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