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「アボカドを庭に植えはいけない」は本当?5つの理由と失敗しない対策

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「アボカドを庭に植えはいけない」は本当?5つの理由と失敗しない対策

こんにちは。お庭マエストロ、運営者の「なおと」です。

スーパーで買ったアボカドの種を植えて、観葉植物として楽しんでいる方も多いですよね。育ててみると愛着も湧いてきますし、「うまくいけば、いつか庭に地植えして、自宅でアボカドが収穫できたら…」なんて夢も膨らむかもしれません。

でも、いざ「庭に地植えしたい!」と思って調べてみると、「アボカドを庭に植えはいけない」なんて、ドキッとするような話を聞くと、急に不安になりませんか?

ものすごく巨大化して手に負えなくなるとか、家の基礎や配管を根が壊すとか、おまけにネズミが寄ってくるとか…。さらには風水で良くない、なんて話まで出てきます。

結局、剪定が大変だったり、日本の冬の耐寒性がなくて枯れるんじゃないか、そもそも1本では実がならないんじゃないか、と心配事が尽きないかなと思います。

この記事では、なぜ「植えてはいけない」と言われるのか、その具体的な理由を一つひとつ詳しく掘り下げて、もし植えるならどうすればそのリスクを管理できるのか、現実的な方法を一緒に見ていきたいと思います。

ポイント

  • なぜ「植えてはいけない」と言われる5つの具体的な理由
  • 巨大化や根の問題を防ぐための剪定と管理方法
  • ネズミなどの害獣を寄せ付けないための衛生管理とは
  • 失敗しないための「鉢植え」という現実的な選択肢

アボカドを庭に植えはいけない5つの理由

「植えてはいけない」と言われるには、やはりそれなりの理由があります。特に日本の一般的な住宅事情や気候を考えると、「確かにそれは困るかも…」「知らずに植えたら大変なことになりそう…」という、見過ごせないポイントがいくつかあるんですね。まずは、その主な5つの理由を深掘りしてみます。

巨大化し管理不能になる恐れ

巨大化し管理不能になる恐れ

まず、一番わかりやすく、そして直接的な理由が「巨大化」です。

アボカドは、植物学的には「高木」に分類されます。原産地などでは高さが20mに達することもあるそうで、日本の庭に地植えした場合でも、何もしないで放っておくと(放任栽培)、比較的簡単に10m近く、あるいはそれ以上にまで育つ強い潜在能力を持っています。

室内での観葉植物のイメージとは、まったく別物と考えた方がいいですね。

木がそれほど巨大化してしまうと、現実的に色々な問題が噴出してきます。

日照権や越境による近隣トラブル

10m級の常緑樹が隣家のすぐそばにあったらどうでしょう。太陽を遮ってしまい、お隣の敷地を日陰にしてしまう「日照権」の問題が発生する可能性があります。また、枝は当然、敷地の境界を越えて侵入(越境)します。落ち葉が大量にお隣の雨どいを詰まらせる、なんてことにもなりかねません。

個人での管理が不可能なレベルに

樹高が3mを超えたあたりから、個人の手による管理は格段に難しくなります。ましてや10mとなれば、剪定や収穫、病害虫の防除は事実上不可能になります。脚立(はしご)で対応できる高さをとっくに超えてしまいます。

そして、この「収穫できない」というのが非常に厄介で、後述する別の深刻なリスク(害獣)の最大の引き金になってしまうんです。

剪定をしないと高所作業が危険に

「大きくなるなら切ればいい」と思うかもしれませんが、巨大化してしまった木の剪定は、本当に大変です。ご自身で高所作業を行うのは、命に関わる重大な事故につながりかねません。

10m級の木の剪定は、もはやプロの植木屋さんや庭師さんの領域。特殊な高所作業車が必要になるかもしれませんし、当然、費用も高額になります。

実は、この「手に負えない巨大化」は、植え付け初期の、ほんの小さなひと手間を惜しんだかどうかで、ほぼ決まってしまいます。

アボカド管理の最重要ポイント:「摘心(てきしん)」

アボカドの樹高管理は、苗が30~40cmほどの高さに育った時点で始まります。このとき、一番上にある成長点を摘み取る「摘心」を行うことが、巨大化を防ぐ最大のカギです。

これをしないと、アボカドは上への成長が最優先され、1本の棒のようにヒョロヒョロと上へ上へと伸びてしまい、後から横枝を出させて樹形を整えるのが非常に難しくなります。

もちろん、摘心をした後もアボカドは成長を続けます。管理できる高さを維持するためには、その後の定期的な剪定が不可欠です。

 樹形を維持する定期剪定

摘心で横への成長を促した後も、定期的な剪定が必要です。

  • 透かし剪定:春先(3月~5月頃)に、枯れた枝や内向きに伸びる枝、混み合った枝を切り落とします。内部まで日光が当たり、風通しを良くすることが目的です。これは病害虫の予防にも極めて重要です。
  • 切り戻し剪定:育てたい高さ(例:3m)を決めておき、そこから突出して伸びる枝を切り戻して高さを制御します。

高所作業が危険になる前に、常に「管理できる高さ」を維持し続ける「覚悟」と「実行力」が、地植えには求められるんですね。

アボカドの根が基礎や配管を壊す?

 

目に見える部分だけでなく、地中の「根」にも大きな懸念があります。「アボカドの根は家の基礎を壊す」という話を聞いたことがあるかもしれません。

アボカドの根系は、「浅く、攻撃的」だとよく評価されます。木の幹からあらゆる方向に、地表近くを水平に広範囲に伸びる性質があるんです。

 舗装へのリスク

この浅く広がる根が、成長するにつれて地表近くの舗装を持ち上げる可能性があります。レンガ敷きの小道や、駐車場のコンクリート、アスファルトなどを持ち上げて、割ったり、波打たせたりする可能性は十分にあります。これはかなり現実的なリスクです。

建物の基礎へのリスク

では、「家の基礎(コンクリート)を破壊するのか?」というと、これは少し状況が違うようです。

健全なコンクリート基礎を、根が自らの力で積極的に「破壊」する力は弱いとされています。ただ、問題は、もし基礎に既存の微細なヒビ割れや隙間があった場合です。根はそうした弱い部分を「日和見的」に見つけて侵入し、水分を求めて成長することで、結果として内部から亀裂を押し広げてしまう…というリスクはゼロではありません。

海外の報告では「家のすぐそば(約60cm)に30年植えていても基礎に問題はなかった」という例もあれば、「パティオのタイルは割られた」という例もあり、状況によるようです。

安全な植栽距離の目安

専門的なガイダンスでは、根が広がるスペースを考慮し、建物や他の樹木から最低でも30フィート(約9m)離すことが推奨されています。…とはいえ、日本の一般的な住宅事情では非現実的な距離ですよね。

ですが、このリスクを考慮すると、最低でも3m、可能であればそれ以上、建物、配管、舗装からは距離を確保して植える場所を厳密に選ぶ必要があります。

 

排水不良で根腐れし枯死する懸念

 

実は、「根が基礎を壊す」という攻撃的なリスクよりも、日本の気候においてもっと現実的で深刻なリスクがあります。それは根腐れという、根の「脆弱性」の問題です。

アボカドの根は、その攻撃的な側面とは裏腹に、環境の変化に対して非常に「繊細」なんです。根は極めて多くの酸素を必要とするため、水はけが悪い土や、常にジメジメしている過湿状態を極端に嫌います。

日本の梅雨時期や、ゲリラ豪雨、そして粘土質で水がたまりやすい土壌は、アボカドにとって最悪の環境とも言えます。

 最も恐ろしい「フィトフトラ根腐れ病」

土壌が常に湿っていると、「フィトフトラ根腐れ病」という、アボカドにとって世界中で最も深刻とされる病気に非常にかかりやすくなります。一度発症すると、根から酸素と養分を吸収できなくなり、木全体が急速に衰弱し、最悪の場合、枯死してしまいます。

「植えてはいけない」理由として、日本ではこの「根腐れで枯死するリスク」が非常に高い、という園芸科学的な側面が強く関わっているんです。

対策:土を盛り上げる「マウンド」造成

もし地植えするなら、水はけの良い場所を選ぶことが絶対条件です。もし植えたい場所の排水が悪い(例:粘土質)場合は、土を高く(高さ60cm~1m程度)盛り上げた「マウンド(Mound)」(=盛り土)を作り、その頂上に植えることで、根が水に浸かるのを防ぎ、根腐れ病のリスクを劇的に回避できます。

 

ネズミなど害獣を呼ぶ落果問題

そして、これが物理的な問題と同等か、それ以上に深刻な「生態的リスク」だと私が思うのですが、「害獣」の問題です。

アボカドの木そのものがネズミを呼ぶわけではありません。問題は、「収穫されずに地面に落ちて腐った果実」です。

アボカドの実は「森のバター」と呼ばれる通り、脂肪分とタンパク質が非常に豊富です。この栄養価の高い実が地面に落ち、やがて腐敗し始めると、強烈な臭いを放ちます。この臭いが、ネズミやハクビシン、アライグマといった害獣を住宅地に強力に誘引する、この上ない「エサ」となってしまうんです。

農林水産省の報告でも、アライグマやハクビシンは雑食性で、特に果樹や野菜を好んで食べることが指摘されています。(出典:農林水産省『野生鳥獣被害防止マニュアル-アライグマ、ハクビシン、アナグマ-』

ここで、先ほどの「巨大化」の問題と最悪の形で繋がります。

アボカドが招く「負の連鎖」

  1. 初期の剪定(摘心)を怠る。
  2. 木が「巨大化」し、管理不能(10m級)になる。
  3. 高所の実が収穫できなくなる。
  4. 収穫されなかった実が、木の上や地面で「落果」し、腐敗する。
  5. その腐敗臭が「ネズミ」や「ハクビシン」などの害獣を住宅地に呼び寄せる。

つまり、アボカドの害獣リスクを管理するとは、「収穫できる高さに木を維持し、すべての果実を人間の管理下に置き、落果を徹底的に掃除(衛生管理)すること」に尽きるんです。

日本の気候、耐寒性は大丈夫か

アボカドはもともと熱帯・亜熱帯の果樹。当然ながら、寒さには弱いです。

日本で地植えでの屋外越冬が現実的に可能なのは、霜が降りない、あるいはごく稀にしか降りない「南関東(都心部や海沿い)~沖縄」などの温暖な地域に限られます。

「フェルテ」や「ベーコン」といった、比較的耐寒性が強いとされる品種(それでもマイナス4℃程度が限界と言われます)を選ぶ必要もあります。

そして、最も注意すべきは「幼木」の時期です。

アボカドは、種まきから3年目くらいまでの若い木は、耐寒性が著しく低いんです。たとえ地植え適とされる温暖な地域であっても、冬の寒波で簡単に枯れてしまうことがあります。幼木期は必ず鉢植えで管理し、冬(11月~4月下旬頃)は室内の日当たりの良い窓際などで冬越しさせることが強く推奨されます。

夏の「強風」リスク

冬の寒さだけでなく、日本の夏特有の気象、特に「台風」も大きなリスクです。アボカドは強風に非常に弱く、枝が折れやすい、あるいは根が浅いため木全体が倒伏(とうふく=根こそぎ倒れる)しやすいという脆弱性を持っています。

防風林や強固な支柱といった防風対策が施せない、風の通り道になるような場所への地植えは、大きなリスクを伴いますね。

アボカドを庭に植えはいけないは嘘?

 

ここまでリスクばかりを並べてしまいましたが、「じゃあ、やっぱり植えちゃダメなんだ…」と諦めるのはまだ早いです。「植えてはいけない」は絶対的な禁止ではなく、「これだけの重大なリスクを理解して、ちゃんと計画を立てて、継続的に管理する覚悟が必要ですよ」という強力な警告、と私は解釈しています。

リスクは「不可避」なものではなく、多くが「管理可能」なものです。ここからは、栽培面での難しさや、リスクを回避する現実的な方法について見ていきましょう。

1本では実がならない理由

1本では実がならない理由

せっかく植えるなら収穫したい、というのが人情ですよね。でも、ここにアボカド栽培で最も「期待外れ」に終わりやすい、大きな落とし穴があります。

「アボカドの木を1本植えたのに、何年経っても実がならない」…これは非常によくある話です。

アボカドの花はちょっと特殊で、「雌雄異熟花(しゆういじゅくか)」と呼ばれます。1つの花に雌しべと雄しべが両方あるんですが、開花時間に性的なズレがあるんです。

AタイプとBタイプの複雑な関係

  • Aタイプ:1日目の午前に「雌花」として開花し(雄しべは閉じている)、いったん閉じる。2日目の午後に「雄花」として開花する(雌しべは枯れ、雄しべから花粉が出る)。 (例:ハス、シュウカ、メキシコーラなど)
  • Bタイプ:1日目の午後に「雌花」として開花し、いったん閉じる。2日目の午前に「雄花」として開花する。 (例:フェルテ、ベーコン、ウィンターメキシカンなど)

…と、同じ花が時間差でオスとメスを切り替えるんです。このため、安定して受粉・結実させるには、開花タイミングが異なる「Aタイプ」と「Bタイプ」の2つの品種を、近くに一緒に植える(混植する)必要があるんです。

1本だけ植えても、天候などによって開花時間が偶然重なり、自家受粉して実がなる可能性はゼロではありませんが、収穫を期待できるレベルにはならず、著しく可能性が低くなってしまいます。

「実生(みしょう)苗」は絶対にダメ?

スーパーで買った種の「実生(みしょう)苗」から育てている方も多いと思いますが、もし「収穫」が目的なら、これはお勧めできません。

理由は2つあります。

  1. 結実までの期間:園芸店で売られている「接ぎ木苗」は、すでに実証された優良な枝を土台の木に接いでおり、早ければ数年で結実します。一方、「実生苗」は、開花・結実まで非常に長い時間がかかります。一般家庭では10年以上かかるか、それ以上です。
  2. 遺伝的形質:実生苗は、食べたアボカド(親)と全く同じ性質を受け継いでいるとは限りません。遺伝的に「実をつけにくい」性質になっている可能性さえあります。

「観葉植物として楽しむ」なら実生苗で十分ですが、「収穫」を真剣に目指すなら、「接ぎ木苗」を「A・B 2品種セットで」始めるのが、遠回りに見えて一番の近道なんです。

風水で凶とされる方角とは

物理的なリスクだけでなく、「縁起が悪い」といった文化的な懸念も「植えてはいけない」理由の一つになっていることがあります。せっかく植えるなら、気分良く育てたいですよね。

一部の風水の解釈では、アボカド(木の五行)を特定の方角に植えるのは避けるべき、とされることがあるようです。

  • 避けるべき方角(例):「南東」や「南西」。これらの(火や土に関連する)方角に「木」のエレメントを置くと、五行のバランスが崩れて「衝突」が発生し、家庭内に「緊張」や「ストレス」を引き起こす可能性がある、と解釈されます。
  • 推奨される方角(例):一方で、アボカド自体が悪い植物というわけではなく、むしろ「豊かさ」や「繁栄」の象徴ともされています。最も良いとされる方角は「」で、昇る太陽のように家族の健康運などを高めるとも言われています。

興味深いのは、風水が警告しているのがアボカドの存在そのものではなく、過剰な成長であるという点です。そして、その風水的な対策として「剪定」や「コンテナでの管理」を推奨している点です。

これって、とても面白い一致だと思いませんか?

風水が言う「過剰な成長が引き起こすストレス」とは、まさにセクション2で述べた日照権などの「近隣トラブル(ストレス)」や、セクション4で述べた「ネズミの発生(ストレス)」といった、物理的・生態的な問題そのものと解釈することができます。

そして、風水が推奨する解決策(コンテナ=鉢での管理)は、園芸科学が推奨する最適なリスク回避策(=鉢植え)と、完全に一致しているんです。

鉢植えならリスク回避できる

鉢植えならリスク回避できる

ここまで見てきた地植えの5大リスク(巨大化、根、害獣、気候、風水)。

これらほぼ全てを回避・管理できる、最も現実的で賢明な方法が、「鉢植え(コンテナ)栽培だと私は強く思います。

鉢植え栽培の絶大なメリット(リスク回避のまとめ)

  • サイズ制御(対巨大化):剪定と鉢の大きさ(根域制限)で、樹高を1m~2m程度に完全にコントロールできます。
  • 根の制御(対インフラ):根の範囲が鉢内に物理的に制限されるため、基礎や舗装を破壊するリスクはゼロになります。
  • 気候制御(対気候):寒い冬は室内の日当たりの良い場所へ移動できます。これにより幼木の枯死リスクを回避でき、栽培可能地域が日本全国に広がります。
  • 土壌制御(対根腐れ):アボカドが好む「水はけの良い土」(市販の培養土+パーライト等)を最初から理想的な状態で用意できます。日本の多雨な気候下で最も恐ろしい「根腐れ病」のリスクを最小限に抑えられます。
  • 衛生管理(対害獣):万が一、実が落ちても処理が簡単です。木の高さも低く保てるため、果実の腐敗による害獣誘引リスクを低減できます。
  • 配置制御(対風水):風水で良いとされる「東」への配置も、日当たりに合わせてベランダや庭の最適な場所へ移動するのも自在です。

もちろん、鉢植えには鉢植えの管理の手間があります。地植えよりも管理の手間(特に水やり)がかかる点は理解しておく必要があります。

 鉢植え管理の重要ポイント

鉢植えで失敗しないための、最低限の管理ポイントです。

  • 水やり:アボカドは水はけの良い土を好む一方で、葉が大きく水を多く必要とするため、水切れを起こしやすい植物です。春・秋は土の表面が乾いたらたっぷりと。夏は毎日、あるいは1日に2回の水やりが必要になる場合もあります。
  • 厳禁事項受け皿に水を溜めることは絶対に避けてください。根が酸素不足になり、根腐れを起こして突然枯死する最大の原因となります。水やり後は必ず受け皿の水を捨ててください。
  • 植え替え:根の成長は早いため、根詰まりを起こしやすいです。毎年春(5月~6月頃)に、根鉢を崩さないように注意しながら、一回りから二回り大きな鉢に植え替える必要があります。

失敗しない接ぎ木苗の選び方

「鉢植えでもいいから、収穫してみたい!」と決めた場合、苗選びがすべてを決めます。

先ほども触れましたが、選ぶべきは「接ぎ木苗」で、さらに「Aタイプ」と「Bタイプ」の2本をセットで揃えるのがベストです。

最近では、鉢植え栽培に向いた「矮性(わいせい)品種」も出てきています。

品種名(例) タイプ 特徴・メモ
ハス  Aタイプ 食味良好。世界的な代表品種。やや寒さに弱い。
シュウカ  Aタイプ 矮性品種。鉢植えでも栽培しやすいとされ、人気。
メキシコーラ Aタイプ 耐寒性が比較的強い。
フェルテ  Bタイプ クリーミー。Aタイプの受粉樹として定番。やや耐寒性がある(約-4℃)。
ベーコン  Bタイプ 食味良好。耐寒性が比較的強い。
ウィンターメキシカン Bタイプ 寒さに強く食味良好とされる品種。

※上記は一例です。品種によって耐寒性や樹勢(木の強さ)は様々です。

購入時は園芸店などで、以下の点をしっかり確認、相談してみてくださいね。

  • 「接ぎ木苗」であること。
  • 「Aタイプ」と「Bタイプ」の組み合わせが正しいか。(例:「ハス(A)とベーコン(B)のセット」など)
  • お住まいの地域に合うか(特に耐寒性)。
  • 鉢植えで育てたい場合、矮性の品種(シュウカなど)があるか。

「アボカドを庭に植えはいけない」:結論

さて、色々と見てきましたが、結論です。

「アボカド 庭に植えはいけない」という言葉は、「この記事で挙げた5大リスクを理解せず、何の計画も管理(特に幼木期の摘心、継続的な剪定、A/B 2品種の導入、徹底した衛生管理)もなしに地植えする」のであれば、それは「真実」であり、強く推奨されません。

特に、スーパーで買った種から育てた1本の実生苗を、建物のすぐそばに、排水対策もせずに植える…というのは、残念ながら失敗が約束された行為に近いかもしれません。

地植えを成功させる鍵は、「植えること」ではなく、「植えた後、数十年にわたり管理し続けること」にあります。巨大化させず、収穫できる高さを維持し、落果を掃除し、根腐れさせない環境を整える。その覚悟と責任を持てるかどうかが問われます。

もし、これらのリスク管理や継続的な手間に少しでも不安を感じるなら、まずは鉢植え栽培から始めてみるのが、アボカドという魅力的な植物と長く付き合っていくための、最も賢明な選択かなと私は思います。

免責事項

この記事で紹介した情報は、一般的な知見や目安に基づくものです。植物の生育は、お住まいの地域の気候、土壌条件、日当たり、管理方法によって大きく変動します。すべての環境での成功を保証するものではありません。

特に、高所での剪定作業は重大な事故につながる危険が伴います。ご自身の手に負えないサイズになる前に、また、すでに手に負えないと感じた場合は、無理をせず、専門の植木屋や庭師、造園業者にご相談されることを強くお勧めします。最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

  • この記事を書いた人

なおと

はじめまして! 知識ゼロからDIYでの庭づくりに挑戦し、たくさんの失敗を乗り越えてきた経験を元に、初心者さんがつまずきやすいポイントを丁寧に解説しています。雑草だらけだった庭が、少しずつお気に入りの空間に変わっていく喜びを、あなたと分かち合えたら嬉しいです。 詳しいプロフィールはこちら »

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