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クローバーを庭に植えるデメリットとは?後悔しないための対策を解説

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クローバーを庭に植えるデメリットとは?後悔しないための対策を解説

こんにちは。お庭マエストロ、運営者の「なおと」です。

庭の地面を緑でいっぱいにしたいと考えたとき、真っ先に候補に上がるのがクローバーですよね。でも、ネットで調べてみると、植えてはいけないという強い言葉や、後悔したという声を目にすることも多いはず。

特に小さなお子さんがいるご家庭では、ミツバチが寄ってきて危ないのではないかという不安もあるでしょう。また、もし手に負えなくなったときに、撤去するための多額の費用がかかるのではないかと心配になるのも無理はありません。

この記事では、クローバーを庭に植えるデメリットについて、私自身の興味や周りの方の経験談、および様々な調査結果を踏まえて詳しくお話ししていきます。おしゃれなグランドカバーとして人気がある一方で、なぜ一部で敬遠されるのか、その理由をはっきりさせておきましょう。

最後まで読んでいただくことで、ご自身の庭に本当にクローバーが合っているのか、あるいはもっと別の選択肢があるのかが見えてくるはずですよ。後から困らないためのヒントを一緒に探っていきましょう。

ポイント

  • クローバーを芝生代わりに植える際に直面しやすい想定外のトラブル
  • 繁殖力の強さが原因で庭一面が制御不能になるリスクとその実態
  • ミツバチの飛来や不快害虫の発生といった生活環境への具体的な影響
  • 後悔して除去を決断した際にかかる多額の費用と原状回復の難しさ

クローバーを庭に植えるデメリットと失敗の真相

庭づくりにおいて、クローバーは「放っておいても育つ」「安上がりで緑を増やせる」という非常にポジティブなイメージを持たれがちです。しかし、その「放っておいても育つ」という強すぎる生命力こそが、住宅地の限られた空間では刃となって自分に返ってくることがあります。ここでは、多くの人が導入後に直面するリアルなデメリットと、計画が崩れてしまう真相について、私の視点から深掘りしていきます。

芝生代わりにクローバーを植えて後悔する理由

芝生代わりにクローバーを植えて後悔する理由

「芝生は手入れが大変そうだから、代わりにクローバーを植えようかな」という考えは、一見すると非常に合理的です。芝生は定期的な芝刈り、目土入れ、肥料やり、そして厄介な雑草抜きと、美しい状態を保つためのハードルが高いですからね。それに比べてクローバーは、種をまくだけで地面を覆い尽くしてくれるため、楽をしたい人にとっては救世主のように思えるかもしれません。

しかし、実際に芝生代わりにクローバーを導入した人が直面する最大の壁は、その「居住性の低さ」です。芝生は「踏まれること」に耐えられる構造をしていますが、クローバーは踏圧にそれほど強くありません。頻繁に歩く場所はすぐに茎が潰れ、土が剥き出しになってしまいます。

さらに致命的なのが「色移り」です。クローバーの葉は水分が多くて柔らかいため、子供がその上で転んだり膝をついたりすると、植物性の色素が繊維の奥まで染み込みます。この緑色のシミは通常の洗濯では非常に落ちにくく、日々の洗濯を担当する方にとっては大きなストレスになります。

また、雨上がりのコンディションも最悪です。芝生はある程度水はけが考慮されますが、クローバーが密集した場所は水分を抱え込みやすく、いつまでもジメジメしています。その上を歩くと靴が泥だらけになったり、滑って転倒したりする危険性もあるのです。もし、お子さんが裸足で駆け回れるような庭を理想としているなら、管理のしやすさだけで選ぶのは非常に危険です。

管理が楽でおしゃれな庭づくりについては、芝生以外の庭づくり完全ガイド:手入れが楽でおしゃれな代替案のすべてでも詳しく解説しています。クローバー以外のメリット・デメリットを比較して、ライフスタイルに最適なものを選んでみてください。

芝生とクローバーの機能性比較

比較項目 芝生(高麗芝など) クローバー
踏圧への強さ 非常に強い。スポーツも可能。 弱い。頻繁に踏むと枯れる。
衣類への色移り ほとんどない。 激しい。緑色のシミがつく。
雨天時の滑りやすさ 滑りにくい。 非常に滑りやすく危険。
冬季の外観 茶色く枯れるが密度は維持。 枯れ込み、泥が露出しやすい。

憧れの庭一面がクローバーのジャングルになる怖さ

「庭を一面緑の絨毯にしたい」という夢を抱いて植えたクローバーが、数ヶ月後には「制御不能なジャングル」へと変貌する様子は、まさに恐怖です。クローバーは地表を這うだけでなく、日光を求めて上方へも成長します。特に春から梅雨にかけての成長速度は凄まじく、気づけば草丈が20cm近くまで伸び上がることもあります。

こうなると、当初思い描いていた「可愛らしい三つ葉の絨毯」とは程遠い、雑草が生い茂った空き地のような景観になってしまいます。さらに深刻なのが、その「密度」です。クローバーが庭一面を覆い尽くすと、地表付近の通気性が極端に悪くなります。これが原因で、夏場には根元が蒸れて腐敗し、不快な臭いを放つことがあります。この湿った環境は、蚊の発生源になったり、ナメクジやダンゴムシといった不快害虫の楽園となったりします。

また、庭一面が覆われることで、土の状態が全く見えなくなるのも問題です。知らない間にムカデやヤスデなどの有毒な生物が潜んでいても気づくことができず、安全確認ができないエリアになってしまいます。「緑を増やしたい」という純粋な願いが、結果として「庭に足を踏み入れるのをためらわせる原因」になってしまうのは、本当に悲しいことですよね。

植栽で失敗しないために知っておきたい繁殖力

植栽で失敗しないために知っておきたい繁殖力

クローバーを植えて失敗したと感じる人の多くは、その「繁殖メカニズム」を甘く見ていたことが原因です。クローバーは種だけでなく、「匍匐茎(ほふくけい)」という地表を這う茎によって爆発的に増殖します。この茎は節ごとに根を出す性質があり、たとえ親株が枯れても、茎の一部が地面に接していればそこから独立して新しい株として成長を続けます。

この性質があるため、クローバーを「特定の場所だけ」に留めておくことは非常に困難です。花壇の縁を越え、レンガの隙間を縫い、お隣さんの敷地へと平気で侵入していきます。特に、お隣が丁寧に芝生を管理している場合、クローバーの侵入は深刻なトラブルに発展しかねません。一度芝生の中にクローバーが入り込むと、手作業で完全に取り除くのはほぼ不可能です。

さらに、クローバーには「他感作用(アレロパシー)」があるという説もあり、他の植物の成長を阻害して自分のテリトリーを広げようとします。大切に育てている季節の花や低木が、クローバーに勢い負けして枯れてしまうことも珍しくありません。失敗を避けるためには、植える前に「根止め板」を深く埋め込むなどの物理的な封鎖が必須となります。

他のグランドカバーとの比較に興味がある方は、背の低い花 ガーデニングの極意:手間いらずで美しい足元を実現するもぜひ読んでみてください。クローバーほど攻撃的ではない、扱いやすい植物もたくさん紹介されています。

ネットの口コミから判明したリアルな困りごと

ネット上の掲示板やSNSでの口コミを詳しく見ていくと、カタログスペックだけでは分からない、生活に密着したリアルな不満が数多く投稿されています。その中でも最も多いのが「ミツバチ」に関するものです。

クローバーの花は蜜が豊富で、ミツバチにとっては最高のレストランです。春になると白い花が一斉に咲き誇り、それに引き寄せられるようにハチたちが集まってきます。自然豊かな環境なら喜ばしいことですが、小さな子供がいる家庭では話が別です。クローバーは背が低いため、子供が花の上を歩いたり座ったりした際に、ハチを刺激して刺されてしまうリスクが常に付きまといます。

実際にあった口コミの要約

  • 「ハチが怖くて春先は庭に出られない。せっかくの庭なのに本末転倒。」
  • 「冬になると全部枯れて泥んこ遊び状態に。リビングが泥だらけになります。」
  • 「抜いても抜いても生えてくる。もう庭全体をコンクリートにしたいほど疲れた。」

また、冬の景観についての不満も目立ちます。常緑と言われるクローバーですが、日本の厳しい寒さや霜に当たると、地上部は茶色くドロドロに枯れてしまいます。春までその「枯れたゴミの山」のような状態が続くため、冬の庭が非常に寂しく、汚らしく見えてしまうのも大きなデメリットとして挙げられています。

繁殖しすぎたクローバーの除去にかかる費用と手間

クローバーの除去は、単なる草むしりではありません。土を入れ替えるレベルの「工事」に近い作業が必要です。なぜなら、土の中に残ったたった1cmの茎からでもクローバーは再生できるからです。表面を刈り取っただけでは、数週間後には元通りになってしまいます。

自分で除去しようとする場合、スコップで土を30cmほど掘り返し、網を使って茎や根を丁寧に取り除くという、気の遠くなるような作業を庭全体に行わなければなりません。これが終わる頃には腰を痛めてしまう人も多いでしょう。

一方で、プロの業者に依頼する場合は、作業費だけでなく「残土処分費」が重くのしかかります。根が絡まった土は通常のゴミとして出せないことが多く、産業廃棄物として処理する必要があるため、想像以上の高額見積もりが出ることもあります。

撤去費用の概算(10平米程度の庭を想定)

費用項目 金額の目安 詳細
重機・オペレーター代 30,000円 〜 小型ユンボなどを使用する場合の回送費含む
手作業による抜根代 20,000円 〜 機械が入らない場所の細かな作業
残土・草木処分費 40,000円 〜 土砂混じりの廃棄物処理費用
整地・土壌改良 10,000円 〜 新しい土の補充と平地化

面積が広ければ広いほど、この費用は跳ね上がります。広い庭の管理コストについては、100坪の庭の夢と現実とは?広さ・費用・設計・維持の完全ガイドで、将来的なメンテナンス費用の考え方を学んでおくのが賢明です。

素敵な庭を作るメリットと理想のイメージ

素敵な庭を作るメリットと理想のイメージ

デメリットを散々お伝えしてきましたが、クローバーにも代えがたいメリットは存在します。最大の魅力はその「圧倒的なコストパフォーマンス」です。芝生なら数万円かかる面積でも、クローバーの種なら数千円で済みます。また、窒素固定能力があるため、肥料をやらなくても勝手に土が肥えていくというエコな側面もあります。

クローバーが輝く理想のイメージは、例えば「広い果樹園の足元」や「お隣との距離が十分にある田舎の広い庭」など、ある程度野生化しても問題ない場所です。住宅密集地の小さなお庭ではなく、自然な風合いを活かしたナチュラルガーデンであれば、その力強さは味方になってくれるでしょう。

大切なのは、「自分がそのデメリットを許容できるか」という一点に尽きます。ハチが来ても、冬に枯れても、服が汚れても、それ以上にクローバーの素朴な可愛らしさが好きだという方にとっては、これ以上ない選択肢になるかもしれません。自分の庭での「過ごし方」を具体的にイメージして、導入の可否を判断してくださいね。

クローバーの庭でデメリットを最小限にする管理のコツ

それでもクローバーを植えたい!という方のために、ここからはデメリットを抑え込み、上手に付き合っていくための管理術をお伝えします。クローバーは野生に近い植物だからこそ、人間側の「戦略的な介入」が必要不可欠なんです。

グランドカバーにクローバーがおすすめな理由

グランドカバーにクローバーがおすすめな理由

グランドカバーとしてクローバーが選ばれ続けるのには、それなりの理由があります。一つは、雑草の発生を物理的に抑える力が非常に強いことです。密に生え揃ったクローバーは、地面に届く光を遮断するため、他の雑草の種が発芽するのを防いでくれます。除草剤を極力使いたくない、オーガニックな庭を目指す方にはぴったりの特性です。

さらに、クローバーは非常にタフです。夏の強い日差しや、多少の踏圧、極端な乾燥にも耐え抜き、枯れ果てることがほとんどありません。この「失敗の少なさ」は、初心者にとっては心強い味方になります。また、四つ葉のクローバーを探す楽しみは、お子さんとのコミュニケーションにも繋がりますよね。

管理の手間についても、芝生のように「毎週必ずミリ単位で刈り揃える」という厳格なルールがあるわけではありません。自分の気が向いた時にバッサリと刈り込むだけでも、ある程度の形を維持できる寛容さがクローバーにはあります。

グランドカバー クローバー おすすめな品種の選び方

一言にクローバーと言っても、実はいくつかの種類があります。一般的にグランドカバー クローバー おすすめとして紹介されるのは、主に以下の2種類です。

一つは、最も一般的な「シロツメクサ(ホワイトクローバー)」です。非常に強健でどこでも育ちますが、草丈が高くなりやすく、花もたくさん咲くため、ハチを呼びやすいという特徴があります。もう一つは、最近人気が出てきた「マイクロクローバー(ピピラなど)」です。

シロツメクサ

シロツメクサ


マイクロクローバー

マイクロクローバー

マイクロクローバーの特徴

  • 普通のクローバーよりも葉が小さく、密度が高い
  • 草丈が低く抑えられており、芝生に近い外観を楽しめる
  • 花が咲きにくいため、ミツバチのリスクを軽減できる
  • 通常のクローバーに比べて種代は高いが、住宅地の庭には最適

もし、見た目の可愛さと管理のしやすさを両立したいのであれば、少し初期投資はかかりますがマイクロクローバーを選ぶのが賢明です。

ハチや蒸れを防ぐための定期的な刈り込みの重要性

クローバーの管理において、最も重要なのが刈り込みです。これを怠ると、前述のジャングル化やハチの襲来を招くことになります。刈り込みを行うタイミングは、ズバリ「花が咲く直前」です。

クローバーが白い蕾をつけ始めたら、芝刈り機や草刈機で一気に短くカットしてしまいましょう。花がなければミツバチが寄ってくる理由はなくなります。また、伸びすぎた茎を定期的に刈ることで、下部への日当たりと通気性が改善され、病気や不快害虫の発生を抑えることができます。

また、刈り込みの際には「サッチ(刈りカス)」を残さないことが鉄則です。クローバーの葉は腐りやすいため、地面に残しておくとそのままカビや病原菌の温床になります。面倒でも、刈った後は熊手で集めて処分しましょう。このひと手間で、庭の清潔感が劇的に向上します。

毎日の手入れを軽減する物理的な根止めの活用法

毎日の手入れを軽減する物理的な根止めの活用法

「クローバーの侵略を許さない」という強い覚悟があるなら、手入れの時間を劇的に減らしてくれるのが「根止め板」です。クローバーは浅い層を這って増えるため、地面に深さ20cm〜25cmほどの仕切りを埋め込むだけで、そのエリアを完全に封鎖できます。

プラスチック製の根止め板はホームセンターで安価に購入でき、連結も簡単です。設置のコツは、板の頭を数センチ地面から出しておくこと。こうすることで、茎が上を越えてお隣へ侵入するのを防ぐことができます。

もし、このような物理的な障壁を設けないのであれば、毎週のように縁からはみ出したクローバーをハサミでカットするという、終わりなき戦いに身を投じることになります。長期的に見れば、最初の設置コストの方が圧倒的に安上がりになりますよ。

クローバーを庭に植えるデメリットと対策のまとめ

クローバーを庭に植えるデメリットの再確認

  • 服への色移りや滑りやすさなど、機能面での弱点がある
  • 繁殖力が強すぎて他の植物を駆逐し、ジャングル化しやすい
  • ミツバチを誘引するため、安全面での配慮が必要
  • 完全な撤去には、土の入れ替えを伴う多額の費用がかかる

いかがでしたでしょうか。クローバーを庭に植えるデメリットについて、かなり詳しくお話ししてきました。私自身の意見をまとめると、クローバーは「放っておいて綺麗になる」という夢のような植物ではなく、実は「人間側の管理能力が問われる」植物だということです。

もしあなたが、定期的な刈り込みを厭わず、しっかりとした根止め対策を行い、マイクロクローバーなどの適切な品種を選べるのであれば、素晴らしい緑の庭を手に入れられるでしょう。しかし、少しでも「楽をしたいだけ」なら、後悔する可能性が高いかもしれません。

ミツバチの危険性については、厚生労働省などの公的機関からも注意喚起がなされている場合があります(出典:厚生労働省「ハチによる刺症事故防止に関する研究」)。家庭の庭はあくまでプライベートな空間ですので、最終的な判断はご自身の責任で行っていただきたいのですが、不安な場合は必ず地元の造園業者さんなどの専門家に現地を見てもらい、アドバイスを受けることを強くおすすめします。

皆さんの庭づくりが、後悔のない、笑顔あふれるものになることを心から願っています!

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