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コンクリートの上ガーデニングを成功させる!基礎知識からDIY術まで

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コンクリートの上ガーデニング-基礎知識とDIY術

こんにちは。お庭マエストロ、運営者の「なおと」です。

コンクリートで覆われたベランダや駐車場。「殺風景だけど、ここでガーデニングなんて無理かも…」と諦めていませんか?コンクリートの上でのガーデニングは、土の庭とは違う特有の難しさがありますよね。

特に悩ましいのが、水はけの問題や、夏場の強烈な照り返しプランターをどこに置くか、冬の寒さ対策はどうするかなど、悩みは尽きないかなと思います。おしゃれにしようと人工芝を敷いてみたらカビだらけになってしまったり、レンガで花壇を作りたいと思っても、どうすれば良いか分からなかったり…。

この記事では、そんなコンクリート特有の課題を一つひとつクリアしながら、緑豊かな空間を楽しむための基本的な知識から、おしゃれに見せるDIYのコツと注意点まで、私の知識を整理して詳しくお伝えしますね。

ポイント

  • コンクリート環境特有の注意点(耐荷重・排水)
  • 夏と冬を乗り切るための具体的な環境対策
  • 床をおしゃれにするDIY(人工芝・ウッドパネル等)のコツと落とし穴
  • 過酷な環境でも育ちやすい植物の選び方

コンクリートの上でガーデニングを始める注意点

コンクリートの上でガーデニングを始めるとき、まず押さえておきたいのが「環境」です。土の庭とは全く異なる人工的な環境だからこそ、知っておくべき重要な注意点がいくつかあります。何よりもまず、安全に関わることからチェックしていきましょう。

 

ベランダの耐荷重と排水口のチェック

ベランダの耐荷重と排水口のチェック

これが一番大切かもしれません。特にベランダやバルコニーでガーデニングを始める場合、「耐荷重」の確認は絶対に必須です。

よく「ベランダの耐荷重は1平方メートルあたり150kg(または180kg)」と耳にしますが、これは建築基準法で定められた積載荷重の最低基準です。(出典:e-Gov法令検索『建築基準法施行令』第八十五条

一見十分そうに思えますが、これは「一時的に」かかる重さも含めた数字であり、継続的に重いものを置くことは想定されていない場合もあります。大型のプランター、たっぷりの土、植物本体、そして水やり後の水の重さ…これらを合計し、さらに作業する自分の体重まで加わると、局所的に想像以上の負荷がかかる可能性があります。

安全のための最重要注意点

耐荷重は、建物の構造や築年数、設計によって大きく異なります。特に大型のプランターを多数置いたり、レンガやブロックを使った花壇DIYなど、重量のある計画を実行する場合は、絶対に自己判断しないでください。

必ず事前に管理会社や大家さん、または建築士などの専門家にご相談ください。安全確認を怠ると、ベランダの破損や、最悪の場合、重大な事故につながる可能性があります。

排水口の管理も生命線

もう一つの重要事項が「排水口の管理」です。ガーデニングを始めると、どうしても土や落ち葉が流れ出し、排水口が詰まりやすくなります。排水口の詰まりは、水があふれて階下に水漏れしたり、隣人トラブルの原因になったり、建物の劣化を早めたりと、深刻な問題に直結します。

対策として、排水溝に溜まった土やゴミをかき出すための、細身で小ぶりなホウキとちりとりを常備し、水やりや作業のついでにこまめに掃除することを強くおすすめします。

プランターと軽量な土選びの極意

プランターと軽量な土選びの極意

ベランダの耐荷重という厳格な制限をクリアするために、道具選び、特に「土」の選び方は「好み」ではなく「安全性」の問題として捉える必要があります。

ここで必須アイテムとなるのが、「軽量培養土」です。

なぜ「軽量培養土」が必須なのか

理由は主に2つあります。

  1. 重量制限のクリア: 軽量培養土は、ココヤシピートやバークたい肥、パーライト、鹿沼土などを主成分に配合されており、通常の培養土に比べて格段に軽いです。水を含んだときの重さもかなり抑えられるため、ベランダの安全マージンを確保する上で不可欠です。
  2. 作業性の向上: 単純に軽いので、購入時の持ち運びや、ベランダでのプランターの移動、土の入れ替え作業などが非常に楽になります。この作業負担の軽減は、ガーデニングを長く楽しむ上で意外と重要なポイントですよ。

製品によっては、植物を丈夫に育てる「菌根菌」が配合されていたり、すぐに植え付けられるよう「元肥」が配合されているものもありますね。

機能で選ぶプランター

プランター(鉢)は植物の「家」であり、デザイン性ももちろん大切ですが、コンクリート環境では機能性が極めて重要になります。

  • 暑さ・寒さ対策: コンクリートの熱や冷気が直接プランターの底面に伝わるのを防ぐ工夫が求められます。最初から鉢底にしっかりとした脚(上げ底)がついているデザインのものや、後述する「プランタースタンド」で床から浮かせることを前提に選ぶのが賢明です。
  • 素材別の特徴:
    • プラスチック: 軽量で安価、デザインも豊富ですが、熱がこもりやすく、通気性が悪いものもあります。
    • 素焼き(テラコッタ): 通気性・排水性に優れますが、重いのが難点。また、冬場は凍結で割れることもあります。
    • ファイバークレイ: グラスファイバー(ガラス繊維)と土を混ぜたもので、素焼きのような質感と軽さ、耐久性を兼ね備えていますが、価格は高めです。

設置場所と育てる植物、そしてご自身の体力(重さ)も考慮して、最適なものを選びたいですね。

 

夏の暑さ対策、照り返しを和らげる方法

夏の暑さ対策、照り返しを和らげる方法

コンクリートガーデニングにおける最大の敵、それは「夏の強烈な暑さ」です。

夏の日中、直射日光を受けたコンクリートは熱をどんどん吸収・蓄積し、夕方になっても熱を放出し続けます。表面温度はフライパンのように熱くなり、そこからの強烈な「照り返し」と「蓄熱」によって、植物は上下から焙られるような過酷な環境に置かれます。これが植物の生育を著しく阻害する最大の要因となります。

夏の暑さ対策アイデア

  • 打ち水(物理的冷却):

    定番ですが、非常に効果的です。特に気温が下がり始める朝夕に、スプリンクラーやジョウロで霧状の水を撒くと、気化熱で周囲の温度を物理的に下げ、照り返しを和らげることができます。日中のカンカン照りの時に撒くと、蒸し風呂状態になる可能性があるので時間は選びましょう。

  • プランタースタンド(熱源からの隔離):

    これは最も手軽かつ効果的な対策の一つです。プランターをコンクリート面に直置きせず、スタンドで数センチでも「浮かせる」こと。これが重要です。熱源から距離をとるだけでなく、鉢底の風通しが格段に良くなります。これにより、地熱による根の蒸れやダメージを大幅に軽減できます。

  • 二重鉢(断熱):

    プランターを、一回り大きな鉢(デザイン性の高い鉢カバーなどでもOK)にすっぽり入れてしまう方法です。鉢と鉢の間にできる「空気層」が断熱材となり、外の熱が直接内側の土に伝わるのを防いでくれます。隙間にバークチップなどを詰めても良いですね。

  • 床材DIY(熱の緩和):

    コンクリート面を「覆う」ことも有効です。ウッドパネル、人工芝、砂利などを敷くことで、コンクリートの熱を直接緩和し、緑のアクセントを加えることができます。(これについては後半で詳しく解説しますね)

最新技術(塗料)

あまり一般的ではありませんが、コンクリート自体に塗料を塗布する方法もあります。従来の遮熱塗料よりも効果的に照り返し対策ができるとされる「熱交換塗料」といったものも開発されているようです。持ち家での本格的な対策を考える場合は、選択肢の一つになるかもしれません。

植物を守る冬越しのコツと底冷え対策

植物を守る冬越しのコツと底冷え対策

夏とは正反対に、冬はコンクリートが外気でキンキンに冷やされます。バケツの水が一日中凍ったままになるような環境では、その冷たさがプランターの底からじわじわと伝わる「底冷え」が発生します。

この底冷えによって、土の中の水分が凍結し、植物の根が深刻なダメージを受けてしまうんです。

対策1:配置の工夫(移動)

最も基本的な対策は、鉢植えを移動させることです。可能な限り、霜が降りにくい軒下や、日中だけでも日の当たる暖かい場所(南向きの壁際など)へ移動させましょう。

対策2:物理的防寒(二重鉢)

夏の暑さ対策としても有効な「二重鉢」は、冬の寒さ対策としても非常に優秀です。鉢と鉢の間にできる「空気層」が断熱材となり、外の冷気が直接根に伝わるのを防いでくれます。

対策3:物理的防寒(不織布・寒冷紗)

移動できない大きな鉢植えや低木は、寒冷紗(かんれいしゃ)不織布(ふしょくふ、べたがけシートとも言います)で植物全体を覆います。特に冷え込みが厳しく、霜が降りそうな夜は、屋外で冬越しできる耐寒性の植物であっても、不織布で覆っておくだけで葉の傷みを防ぎ、安全に冬越しできる確率がぐっと上がりますよ。

コンクリートで育てる野菜とおすすめ植物

コンクリートで育てる野菜とおすすめ植物

この夏は高温乾燥、冬は凍結という、植物にとって非常に過酷な環境。この環境に適応できる「強健な植物」を選ぶことが、ガーデニングの楽しさを左右する成功の第一歩です。

コンクリートの上は、高温多湿な日本の夏を苦手とする一般的な草花には厳しく、むしろ地中海性気候や乾燥地帯の微気候に近いと言えます。したがって、「乾燥に強い」「暑さに強い」植物が適していますね。

おすすめのハーブ類

多くのハーブは乾燥した環境を好むため、コンクリートガーデニングに最適です。

  • ローズマリー: 日当たりと風通しが良い場所を好みます。乾燥にめっぽう強く、料理にも活用できますね。
  • ラベンダー: ローズマリーと同様の環境を好み、リラックス効果のある香りが楽しめます。
  • セージ: 暑さに強く寒さに弱い性質を持ちますが、強い香りが特徴で、料理の風味づけにも。
  • バジル: 非常に丈夫で育てやすいハーブの代表格。一年草のため手入れも楽です。

ベランダ菜園なら(夏野菜)

野菜を育てる場合も、やはり夏の暑さに強い品種が適しています。

  • 1位ミニトマト: 家庭菜園の定番。耐暑性があり、プランター栽培に最も適した野菜の一つです。
  • 2位唐辛子: トマト以上に耐暑性に優れており、夏の栽培にぴったりです。
  • 3位ナス: 夏野菜の代表格であり、耐暑性に優れています。

暑さ・乾燥に強い花(照り返しに耐える)

夏の強烈な日差しと照り返しに耐え、開花し続ける強健な花々は、コンクリートガーデニングの強い味方です。

  • スーパートレニア カタリーナ: こぼれるように咲き、暑さに非常に強いです。鉢からこぼれる姿が美しいですね。
  • ペチュニア / サフィニア: 夏に強い一年草の代表格。花色も非常に豊富です。
  • ケイトウ: モコモコとした特徴的な花。夏のガーデニングの強い味方です。
  • チェリーセージ: 日差しの強い夏も涼しげな草姿で咲き続けます。

管理の手間を減らしたいなら

水やりの手間を極力減らしたい場合、乾燥を好む多肉植物が最適です。

エケベリア属などは、バラの花のように葉が重なる美しい姿が人気です。乾燥を好み、水やりは土が完全に乾いてから数日後、月に1~2回程度で十分な場合も多く、管理が非常に楽ですよ。(※品種や環境によります)

コンクリートの上 ガーデニングを彩るDIY術

コンクリートの無機質な床面をアレンジするDIYは、ガーデニングの楽しみの一つですよね。ただ、見た目のおしゃれさだけで選んでしまうと、「こんなはずじゃなかった…」という失敗にも繋がりがちです。ここでは、機能性(特に排水性!)も考えたDIYのアイデアと注意点を見ていきましょう。

おしゃれな床にするDIYアイデア比較

コンクリートの床面をアレンジする素材には、主に以下のようなものがあります。それぞれ一長一短あるので、ご自身の環境(日当たり、風通し)、予算、メンテナンスの手間、そして何より「排水性」を考慮して選択する必要があります。

素材名 メリット デメリット・注意点
人工芝 ・手軽に緑を導入できる ・肥料や水やり不要 ・クッション性があり安全 ・水はけが悪いとカビや悪臭の原因に ・ゴミが溜まりやすく掃除が手間 ・夏は表面が火傷するほど高温になる ・強風で飛ぶリスク(固定方法による)
ウッドパネル ・温かみのあるおしゃれな印象 ・人工木なら手入れが比較的楽 ・ジョイントタイプは設置・撤去が容易 パネル下にゴミや土が溜まりやすい(最重要) ・天然木はカビや腐食の可能性 ・重いものを長期間置くと跡がつく
砂利 ・費用が比較的安い ・水はけが良い ・防犯効果(歩くと音が鳴る) ・落ち葉などの掃除がしにくい(ブロワー等が必要) ・ベランダでは重量と飛散に注意 ・強度がコンクリートより劣る
タイル・石材 ・高級感があり、耐久性が高い ・ナチュラルな雰囲気を演出 ・施工費用が非常に高い ・DIY難易度が極めて高い(専門業者推奨) ・重量があるためベランダでは特に注意

人工芝の敷き方とカビ・害虫対策

人工芝の敷き方とカビ・害虫対策

人工芝は手軽に緑の空間を作れますが、土の庭と違い、水が浸透しないコンクリートの上では「排水」が最大の鍵となります。

人工芝の選び方

まず、製品選びが重要です。裏面を見て、しっかりとした排水穴が多数空いている製品を選んでください。素材も、カビ防止の観点から、パイル(芝の毛)が素早く乾くポリプロピレンやポリエチレン素材が推奨されます。

施工方法(固定方法)の選び方

土の庭と異なり、コンクリート上では下地を傷つけない固定方法が求められます。特に賃貸の場合は「原状回復」が可能かどうかが絶対的な判断基準です。

  • 【重し施工】(賃貸向き):

    接着剤やテープを使わず、プランターやレンガなどの重しで人工芝の四隅や端を押さえるだけの方法。床面に一切跡がつかないため賃貸に最適です。ただし、固定されていないため、強風でめくれたり飛ばされたりするリスクが常にあるのが欠点です。

  • 【両面テープ】(原状回復要検討):

    ある程度の固定強度が得られます。ただし、テープの種類によっては剥がす際にコンクリート面に粘着跡が残る可能性が高いです。原状回復が必要な場合は、「剥がせるタイプ」を慎重に選ぶ必要がありますが、過信は禁物です。

  • 【ボンド固定】(原状回復不可):

    最も接着力が強い方法。しかし、防水塗装された床面を痛める可能性があり、撤去の際はコンクリートごと剥がれる可能性もあるため、原状回復は基本的に不可能です。持ち家で、恒久的に設置する場合の最終手段ですね。

カビ・害虫対策は「掃除」あるのみ

いくら排水穴があっても、その上にゴミや落ち葉、プランターからこぼれた土が溜まってしまえば、水はけは当然悪化します。こまめに掃除をし、通気性を保つこと。これこそが、カビや不快な虫を防ぐ一番の対策になりますよ。

ウッドパネルやすのこの落とし穴と掃除

ウッドパネルやすのこの落とし穴と掃除

ジョイント式のウッドパネルや「すのこ」を敷くと、一気に温かみのあるおしゃれなカフェ風の空間になりますよね。私も大好きです。ですが、これには重大な落とし穴があることを知っておかないといけません。

「すのこの下」は魔境? 害虫とカビの温床

ウッドパネルや「すのこ」の下は、想像以上に湿気がこもりやすく、ホコリ、落ち葉、こぼれた土が溜まりやすい暗い空間になります。

この「暗い・湿っている・エサ(ゴミ)がある」という三拍子が揃った環境は、カビやゴキブリ、ダンゴムシなど害虫の格好の住処(すみか)になってしまいます。

また、溜まったゴミがヘドロ状になって排水溝を詰まらせる原因にもなりかねません。

もし設置する場合は、「これはオシャレアイテムであると同時に、害虫の家でもある」と認識し、定期的に(最低でも年に数回は)すべて持ち上げて裏側と床面を徹底的に掃除するという、強い覚悟が必要です。設置場所も、雨風が直接当たらない軒下などを選ぶのが賢明かなと思います。

レンガやブロックで花壇を自作する方法

コンクリートの上でも、花壇(レイズドベッド)を作ることは可能です。DIYの方法は大きく分けて2つありますね。

お手軽DIY:「置くだけ」花壇

一番手軽で、賃貸のベランダ(※重量注意)でも可能なのがこの方法です。好みのレンガやコンクリートブロックを、モルタルなどで固定せず、「置くだけ」で四角く囲う方法です。

  • メリット: 施工が非常に簡単。レイアウト変更も自由自在。撤去も楽なので原状回復が可能です。
  • 注意点: ブロック自体の重量があるため、ベランダでは耐荷重を厳しくチェックしてください。また、隙間から土が流れ出さないよう、内側に防草シートや不織布を敷くといった工夫が必要です。

本格DIY:「モルタル固定」花壇

もう少し本格的に、しっかりとした花壇を自作する方法です。これはDIYに慣れた方向けですね。

    1. 材料準備: セメント、砂、砂利(コンクリートの場合)、水、そして積みたいレンガやブロックを用意します。
    2. 空練り:ロ舟(コンクリートを練る容器)にセメント1:砂3(モルタルの場合)の割合で入れ、水を使わずに均一になるまで混ぜます。
    3. 本練りと施工: 水を加えて適切な硬さに練り、ブロックを積みながら接着剤としてモルタルを塗っていきます。

これは難易度が上がりますし、一度作ると撤去はほぼ不可能です。そして何より、非常に重くなります。ベランダでの施工は安全上、まず推奨できません。地上のコンクリートスペース(駐車場など)で挑戦する場合も、基礎のコンクリートに負荷がかかることを理解しておく必要があります。

苔(コケ)やカビの具体的な掃除方法

ガーデニングをしていると、どうしても水やりなどで湿気が多くなります。日当たりが悪く、風通しが悪い場所は、どうしても苔(コケ)やカビが発生しやすくなりますね。

苔(コケ)の除去

コンクリート表面の緑色の苔は、見た目が悪いだけでなく、滑って転倒する原因にもなり危険です。

範囲が狭ければ、タワシや硬いブラシ、ヘラ(スクレーパー)などで物理的にこすり落とすのが手軽です。薬剤を使いたくない場合、熱湯をかけるのも効果的です。苔は熱に弱いので死滅しますが、火傷には十分注意してください。

広範囲に発生してしまった場合は、やはり高圧洗浄機を使うのが最も効率的です。市販の苔除去剤(スプレーして放置するタイプなど)もありますが、周囲の植物への影響に注意が必要です。

除去方法 メリット デメリット / 注意点
ブラシ・ヘラ ・コストがかからない ・薬剤不要 ・労力がかかる ・広範囲には不向き
熱湯 ・薬剤不要で安全 ・手軽に試せる 火傷に十分注意 ・広範囲には不向き
高圧洗浄機 ・広範囲を楽に、強力に除去 ・機械の費用(レンタル可) ・騒音や水しぶきに注意
苔除去剤 ・擦らずに除去できる製品も ・広範囲にも対応可能 ・薬剤の費用 ・周囲の植物への影響に注意

カビの除去

ウッドパネルの下や壁際などに発生する黒カビには、やはり市販のカビ取り剤(塩素系漂白剤)が効果的です。ただし、そのままスプレーするより、まず中性洗剤やメラミンスポンジで表面の汚れ(土やホコリ)をある程度落としてからカビ取り剤を塗布すると、薬剤がカビにしっかり浸透し、より効果が高まりますよ。

薬剤・高圧洗浄機の使用注意

高圧洗浄機は、その騒音水しぶきでご近所に迷惑がかからないよう、使用する時間帯や風向きには最大限配慮が必要です。ベランダでの使用は特に注意ですね。

また、苔除去剤やカビ取り剤を使用する場合は、薬剤が大切な植物にかからないようにしっかり養生する、ペットや小さなお子様が作業中や乾燥中に近づかないようにするなど、十分な安全対策をしてください。

成功するコンクリートの上ガーデニングの鍵

ここまで色々と見てきましたが、コンクリートの上でのガーデニングを成功させる鍵は、やはり「土の庭の延長線上にはない」と、はっきりと理解することかなと思います。

それは、無機質なコンクリートという人工的な「微気候」を、植物が育つ環境へと、いかに制御(コントロール)していくか、という挑戦でもあります。

夏の「蓄熱・照り返し」と冬の「底冷え」という二面性への対策。そして、水を一切吸わないコンクリートだからこその「排水管理」と、特にベランダにおける「重量管理」。これらが何よりも重要です。

おしゃれに見える「すのこ」や「人工芝」といったDIYも、こうした機能性を無視してしまうと、排水を妨げ、かえってカビや害虫の温床となる危険性をはらんでいます。

大変そうに聞こえてしまったかもしれませんが、これらの特性と対策をしっかり理解し、「軽量培養土」や「プランタースタンド」、「二重鉢」といったアイテムを戦略的に導入すれば、メンテナンスの負担はぐっと減ります。

そうやって環境を整えてあげることで、無機質なコンクリート空間は、必ず植物と共生する豊かで美しい場所へと変わっていくはずです。

ぜひ、あなただけの素敵なコンクリートガーデンを楽しんでくださいね。

  • この記事を書いた人

なおと

はじめまして! 知識ゼロからDIYでの庭づくりに挑戦し、たくさんの失敗を乗り越えてきた経験を元に、初心者さんがつまずきやすいポイントを丁寧に解説しています。雑草だらけだった庭が、少しずつお気に入りの空間に変わっていく喜びを、あなたと分かち合えたら嬉しいです。 詳しいプロフィールはこちら »

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