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ガーデンライトの配線と埋設の方法は?DIYで失敗しない完全ガイド

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ガーデンライトの配線と埋設の方法は?DIYで失敗しない完全ガイド

こんにちは。お庭マエストロ、運営者の「なおと」です。

夜のお庭を幻想的にライトアップできたら、仕事から帰ってきたときや週末のひとときがもっと楽しくなりますよね。でも、実際に設置を考え始めると、地面の上を這い回るコードが気になって「これ、どうにかして隠せないかな?」と悩む方も多いはず。

理想の仕上がりを目指すなら、ガーデンライトの配線を埋設するのが一番ですが、土の中に電気の線を通すとなると「ショートしたら怖い」「特別な資格はいるの?」といった不安も出てきますよね。私も最初はそうでした。

実は、100Vのライトはプロの領域ですが、12Vの仕組みを正しく選べば、初心者でも安全に埋めることができるんです。

今回は、PF管の選び方や埋設の深さなど、私が実際に調べて試した「失敗しないコツ」を詳しくお伝えします。

ポイント

  • 100Vと12Vの違いと、法律を守りつつDIYで埋設を楽しむための基礎知識
  • 埋設時の配線を土壌の湿気や物理的な衝撃から守るための適切な資材選び
  • 将来のトラブルを防ぐための掘削の深さや防水処理に関する具体的な数値目安
  • 電圧降下やトランスの容量計算など、ライトが暗くならないための設計の知恵

ガーデンライトの配線と埋設を安全に行うための法的ルール

お庭のライティング計画で、最初に超えなければならないのが「法律と安全」の壁です。見た目をきれいにするために配線を埋めるのは素晴らしいアイデアですが、一歩間違えると重大な事故や法律違反になってしまうことも。ここでは、私たちがDIYで手を付けても良い範囲と、絶対にプロ(電気工事士)に任せなければならない範囲を、分かりやすく解説します。

資格が必要な100Vのガーデンライト配線と埋設の注意点

資格が必要な100Vのガーデンライト配線と埋設の注意点

家庭用の壁コンセントから直接電気を引く100Vのガーデンライトを設置する場合、その配線を切断したり、つなぎ合わせたり、あるいは地中に埋設するための保護管に通したりする作業は、「電気工作物」の工事として扱われます。

これらは、日本の「電気工事士法」という法律によって、資格を持っていない人が行うことが厳しく禁じられているんです。資格がないまま100Vの配線工事を強行すると、罰則の対象になるだけでなく、火災や感電のリスクが格段に高まります。

特に屋外は、家の中と違って雨や湿気、土壌に含まれる成分など、電気配線にとって過酷な環境。プロが100Vの配線を埋める際は、金属管や厚みのある樹脂管を使い、接続部も厳重な防水ボックスに収めるなど、何重もの安全策を講じています。

もし「自分で安く済ませたいから」と、資格なしでVVFケーブル(グレーの平たい線)をそのまま土に埋めてしまうと、数年もしないうちに被覆が劣化して漏電し、家の主幹ブレーカーが突然落ちて生活に支障が出るなんてことも。100Vタイプを選びたい場合は、必ず信頼できる電気工事店さんに相談し、適切な埋設工事をお願いしてくださいね。

知っておきたい法的リスク

無資格での100V電気工事は法律違反です。万が一、その工事が原因で火災が発生した場合、火災保険の支払いが受けられなくなるケースもあると言われています。自分の家と家族を守るためにも、100Vのガーデンライトの配線や埋設は、プロの技術に頼るのが賢明な判断ですよ。

100V配線の埋設における具体的な危険性

屋外の100V配線で最も怖いのが「感電」です。濡れた地面の下で漏電が起きると、気づかずにその上を歩いた子供やペットが感電してしまう恐れがあります。

また、家庭用100Vはエネルギーが大きいため、ショートした際に出る火花が枯れ葉などに引火し、お庭から火災に発展する可能性もゼロではありません。これらのリスクを回避するためには、工事を依頼する際に「屋外配線の絶縁性能をしっかり確保してください」と一言添えるのが、誠実な施工をお願いするコツですね。

DIYでガーデンライトの配線を埋設できる12Vの仕組み

「じゃあ、DIYでお庭をライトアップするのは無理なの?」とがっかりしないでください。そんな私たちの強い味方が、「12V(ローボルト)」というシステムです。これはトランス(変圧器)をコンセントに差し込み、そこで100Vから12Vという極めて低い電圧に変換してから、お庭に電気を流す仕組み。この12Vという電圧は、万が一電線に触れてしまっても「ピリッ」とする程度で、人体に致命的な影響を与える心配がほとんどない安全な電圧なんです。

そのため、トランスから先の12V配線については、電気工事士の資格がなくても、私たち一般の住宅所有者が自分で配線を繋いだり、好きな場所に埋設したりすることが認められています。自由度が非常に高く、ライトを後から増やしたり場所を動かしたりするのも簡単。最近のDIYガーデニング市場では、このローボルトシステムが主流になっています。

私も自分の庭をいじる時は、迷わずこの12Vタイプを選んでいます。安全第一で、かつ自分のペースで作業を進められるのが一番の魅力かなと思います。

12Vが安全な理由 水辺で使うこともあるガーデンライトですが、12Vなら漏電しても水中や湿った土壌を通じて人体に流れる電流が非常に小さいため、命に関わるような事故を未然に防げます。小さな子供やワンちゃんがお庭を走り回るお家なら、ローボルトのガーデンライトは非常におすすめの選択肢ですよ。

埋設するガーデンライト配線の保護に使うPF管の選び方

12Vシステムは安全だと言っても、配線を土の中に裸のまま埋めるのは、断線トラブルの元になります。そこで活躍するのが、電気配線を保護するための「PF管」です。

これはプラスチック製のフレキシブルな管で、蛇腹状になっているため自由自在に曲げることができ、配線を土の中の石や、ガーデニング作業中のスコップの刃から守ってくれます。ホームセンターの電材コーナーに行くと、さまざまな種類の管が並んでいますが、お庭での使用には「PF管」一択です。

よく似た商品で、安価なオレンジ色の「CD管」というものがありますが、これはコンクリート埋設専用。耐候性が低いため、屋外で使うと数年でボロボロに崩れてしまいます。一方、PF管(特に黒色やベージュ色のもの)は日光にも強く、地面から露出する部分があっても劣化しにくい性質を持っています。

さらに、PF管には「単層(PF)」と、より強度の高い「複層(PFD)」がありますが、一般のご家庭のお庭なら、施工しやすい単層のPF管で十分かなと思います。

保護管の種類 一般的な色 地中埋設の適性 屋外露出の適性 主な用途と特徴
PF管(単層) ベージュ / 黒 ◎ 適している ◎ 適している DIYの定番。自己消火性があり安全性が高い。
PFD管(複層) ◎ 非常に高い ◎ 非常に高い より強度が求められる場所に。長寿命。
CD管 オレンジ △ 条件付き × 不可 コンクリ埋設用。紫外線で劣化しボロボロになる。
VE管 グレー / 白 ○ 適応 ◎ 適している 硬質な樹脂管。衝撃に強いが曲げ加工に工具が必要。

PF管の太さ選びのポイント

PF管を選ぶ際に迷うのが「呼び径(太さ)」ですよね。ガーデンライトの専用コードを通すなら、基本的には「14」か「16」というサイズで大丈夫です。

ただ、複数のライトの配線をひとつの管にまとめたい場合や、将来的に別の線(LANケーブルなど)を通す可能性があるなら、少し余裕を持って「22」を選んでおくと安心。管の中がパンパンだと、後から線を追加するのが大変になるので、少し太めを選ぶのが私の経験上のアドバイスです。

ガーデンライトの配線を埋設する適切な深さと掘削のコツ

お庭の配線を埋める深さ、悩みますよね。「とりあえず隠れればいいや」と数センチだけ埋めるのは、実はトラブルの元です。私がおすすめする埋設深さの目安は、20cmから40cm程度。これにはちゃんとした理由があります。一番の理由は、お庭のメンテナンスです。将来、新しい花を植えたり、雑草を抜いたりするときに、スコップを土に深く差し込むことがありますよね。その時に、浅く埋まった配線をブスリと切ってしまう事故が非常に多いんです。

また、雪が降る地域では「凍結」による土の動き(凍上)も考慮する必要があります。あまりに浅いと、冬の間に土が盛り上がって配線が地表に出てきてしまうことも。ただし、車が通る駐車スペースの下などを横断させる場合は、車の重みで配線が潰れないよう、さらに深く(60cm以上)埋めるか、強固なVE管(硬質ビニル電線管)を使用するなどの工夫が必要です。一般的なお庭であれば、スコップの刃が届きにくい20cm以上を確保する、と覚えておくと良いでしょう。

効率的な掘削のコツ お庭の土が硬い場合、スコップだけで溝を掘るのはかなりの重労働。そんな時は、雨が降った翌日など土が湿っているタイミングを狙うと、驚くほど楽に掘れますよ。また、掘った溝の底に少しだけ砂を敷いてからPF管を置くと、管が安定し、石の角で管を傷つけるのを防ぐことができます。

地中埋設のサインを残しておく

配線を埋めた後、数年も経つと「どこに線を埋めたっけ?」と忘れてしまいがちです。配線の真上あたりに、目印となるようなレンガを並べたり、配線経路をスマホで写真に撮って保存しておいたりすることをおすすめします。これが、将来の自分への最高の贈り物になりますよ。

埋設した配線の接続部を防水するドライコーンの活用法

お庭のライトトラブルで最も多い原因、それは「接続部からの浸水」です。土の中は雨が降ると非常に湿気が多くなり、不完全な接続はすぐにショートや腐食を引き起こします。そこで12VシステムのDIYで必須となるのが、「ドライコーン」と呼ばれる防水コネクタ。

これは小さなキャップのような形で、中に特殊な非硬化シリコン樹脂が充填されています。使い方は驚くほど簡単で、皮を剥いた電線を差し込んでくるくるとねじ込むだけ。これだけで、シリコンが電線の周りを隙間なく包み込み、水の侵入を完璧にブロックしてくれます。

ただし、このドライコーンを使う際に絶対に守らなければならないルールが一つあります。それは「一度使ったら再利用はできない」ということ。一度線を抜いてしまうと、中のシリコンに空気が入ったり形が崩れたりして、本来の防水性能を発揮できなくなります。

レイアウトを変更して接続をやり直すときは、必ず新しいドライコーンを用意してください。「もったいないから」と使い回すと、あとで土を掘り返して修理する羽目になり、余計に手間と費用がかかってしまいます。

接続時の注意点 ドライコーンに差し込む電線は、必ず被覆を適切な長さ(1cm〜1.5cm程度)だけ剥くようにしましょう。剥きすぎると裸の銅線が露出してしまい、シリコンで覆いきれなくなることがあります。また、接続後はドライコーンの口が下を向くように配置して埋めると、より浸水リスクを減らすことができますよ。

失敗を防ぐガーデンライトの配線と埋設に関する施工の技術

安全な埋設方法を理解したところで、次は「ライトがきちんと光り続ける」ための技術的なポイントを見ていきましょう。12Vシステムは安全ですが、電気の供給能力には限界があります。設置した後に「あれ?端っこのライトが暗いぞ?」と後悔しないために、設計段階で知っておくべき重要なコツをまとめました。

12Vのガーデンライト配線と埋設時のトランス容量計算

ローボルトシステムの心臓部である「トランス」には、それぞれ供給できる電力の限界(容量)が決まっています。例えば「35W用」「75W用」といった表記がありますが、ここで大切なのは、接続するライトの合計ワット数をこの限界ギリギリにしてはいけない、ということです。

私がお勧めする目安は、トランス容量の70%から80%以内に抑えることです。例えば35Wのトランスなら、使うライトの合計は25W〜28Wくらいまでが理想的ですね。

なぜ余裕が必要かというと、ライトを点灯させた瞬間には一時的に大きな電流(突入電流)が流れることがあったり、トランス自体の熱による損失があったりするからです。また、将来「あと一つだけ、ここにスポットライトを追加したいな」と思ったときに、余裕がないとトランスごと買い替える必要が出てきてしまいます。

最初から少し大きめの容量を選んでおくか、ライトの数を少し控えめにするのが、システムを長持ちさせるための誠実な設計と言えるかなと思います。

トランスの定格容量 推奨される合計ワット数(70%) ライト設置の目安(3WのLEDの場合)
15W 約10.5Wまで 3台程度
35W 約24.5Wまで 8台程度
75W 約52.5Wまで 17台程度

タイマー設定と照度センサーの活用

多くのガーデン用トランスには、暗くなると自動で点灯し、数時間後に消灯する「タイマー」や「照度センサー」が内蔵されています。これを活用することで、無駄な電力消費を抑え、電気代を節約できるだけでなく、ライト自体の寿命を延ばすことにも繋がります。埋設工事の際は、トランスのセンサー部分が植栽で隠れてしまわないよう、日の当たる見通しの良い場所に設置するのがポイントです。

配線距離による電圧降下を防ぐガーデンライトの埋設設計

「電圧降下」という言葉、少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、お庭が広い場合には避けて通れない問題です。電気が電線を通るとき、その距離が長くなればなるほど、電気抵抗によって電圧が少しずつ下がっていきます。

100Vなら多少下がっても問題ありませんが、元が12Vしかないローボルトシステムでは、わずか1V〜2Vの下落がライトの明るさに直結します。トランスから遠く離れた場所にあるライトが、なぜか暗くオレンジ色っぽく見える……それは電圧降下の典型的な症状です。

これを防ぐためには、配線ルートをなるべく短くするのが基本。ライトを直列に繋いでいく「数珠つなぎ(デイジーチェーン)」だと、端の方ほど電圧が下がります。広いお庭なら、トランスからいくつかの方向に枝分かれさせて配線する「スター配線」にすると、各ライトに均等に電気が行き渡りやすくなります。

また、メーカーが推奨する最大延長距離(例えば合計ワット数10Wなら30m以内など)を必ずチェックして、それを超えないように設計することが大切です。太い専用ケーブルを使うことでも抵抗を減らせるので、予算に余裕があれば検討してみてくださいね。

簡単なチェック方法 配線を土に埋めてしまう前に、一度すべてのライトを接続して、夜間に点灯テストをしてみてください。一番遠くのライトが他のライトと同じ明るさで光っているか、目で見て確認するだけでも、埋設後の「しまった!」という後悔を未然に防ぐことができますよ。

ガーデンライト専用ケーブルを地中に直埋設する方法

基本的にはPF管の使用を推奨しますが、実は大手メーカー(タカショーなど)から出ている12V専用ケーブルの中には、保護管なしで直接土に埋められる(直埋設可能)と明記されているものもあります。これは被覆が特殊な素材で作られており、土壌の湿気や気温の変化に非常に強く設計されているためです。

もし「どうしても穴を掘るのが最小限で済ませたい」「PF管を通す作業が面倒」という場合は、こうした専用の高品質ケーブルを選ぶのが近道です。

直埋設を行う場合でも、ただ土に置くのではなく、少しコツがいります。例えば、砂利が敷いてある場所なら、鋭利な石が配線に食い込まないように、配線の周囲だけ砂を詰めるのが効果的。また、配線が地表に浮き上がってこないように、U字型の固定ピン(ワイヤー止め)を使って地面にしっかり固定してから土を被せると、仕上がりがとても綺麗になります。

ルート選びも重要で、なるべく建物の基礎沿いや、通路の端など「後から絶対に掘り返さない場所」を狙って埋めるのが、トラブルを避けるための私のこだわりです。

雨の日の漏電を防ぐガーデンライトの配線と埋設の点検

雨の日の漏電を防ぐガーデンライトの配線と埋設の点検

せっかく綺麗にライティングできたお庭でも、雨が降るたびに「バチン!」と家のブレーカーが落ちてしまうトラブル、実は意外と多いんです。

これは、埋設したガーデンライトの配線のどこかに、わずかな隙間から雨水が入り込んで電気が外に漏れ出す「漏電(地絡)」が起きている証拠。特に梅雨の時期や台風の後は、土の中の水分量が急激に増えるため、施工が甘い箇所から一気にトラブルが表面化しやすいんですね。

私も以前、適当にビニールテープを巻いただけで埋めてしまった箇所が、大雨の翌日に漏電して家中が停電しそうになり、家族に平謝りした苦い経験があります。お庭の電気を安全に使い続けるためには、定期的な点検が欠かせません。

点検の第一歩は、トランスの周りやコンセント部分に水が溜まっていないかを確認すること。12Vシステムの場合、トランス自体が防水仕様であっても、コンセントとの接続部分が雨ざらしになっているとそこから漏電することがあります。

次に、埋設したルートに沿って、土が極端に陥没していたり、植物の根が配線を押し上げていたりしないかを目視でチェックしましょう。特に、PF管(保護管)の端っこが地面から露出している場合、そこから管の中に水が流れ込んでいないかも重要なチェックポイントです。

もし漏電ブレーカーが作動してしまったら、まずはトランスのプラグを抜き、お庭の配線を完全に切り離した状態で家全体の安全を確保してください。その上で、晴れた日に接続部を一つずつ掘り起こして確認する必要があります。

雨の日の点検で絶対にやってはいけないこと 地面が濡れている状態で、素手や濡れた手でライト本体やトランス、配線の接続部に触れるのは非常に危険です。12Vは安全だと言われていますが、濡れた環境では電気の通りが良くなるため、思わぬショックを受ける可能性があります。点検作業は必ず「雨が止んで地面がある程度乾いてから」行うようにしましょう。また、異常を感じた場合は自分で無理をせず、早めにプロに相談するのが一番の近道ですよ。

長持ちさせるための「浸水対策」の裏技

漏電を防ぐ最大のコツは、埋設時の「余長」と「配置」にあります。配線を接続したドライコーンなどの部分は、土の中で少しだけ高い位置(水が溜まりにくい場所)に配置するのが理想的です。また、PF管の中に水が入るのを防ぐために、管の出口部分をパテや専用のキャップで塞いでおくのも効果的ですよ。

ちょっとした手間で、雨の日も安心して窓からお庭を眺めていられるようになります。(出典:経済産業省「電気工事の安全」

埋設後にガーデンライトが点かない故障トラブルの解消法

「夜になったのにライトが点かない!」……これはお庭づくりをしている中で最もガッカリする瞬間かもしれませんね。でも大丈夫、一つずつ原因を潰していけば必ず解決します。まず最初に確認してほしいのは、電気の「入り口」です。

トランスの電源プラグがコンセントにしっかり刺さっているか、トランス自体のスイッチが入っているか、そしてタイマー設定が「オフ」になっていないかを確認しましょう。意外と「センサー部分に街灯の光が当たっていて、トランスが夜だと認識していなかった」なんていう、ケアレスミスもよくある話なんですよ。

次に疑うべきは、埋設した配線の「断線」や「接触不良」です。特定のライトだけが点かない場合は、そのライトの接続部(ドライコーン)が緩んでいないか、あるいはそのライト自体のLEDが寿命を迎えていないかをチェックします。もし全てのライトが点かない場合は、トランスから最初の一台目までのメイン配線に問題がある可能性が高いです。

特にDIYで埋設した場合、後から植栽を植えた時にスコップで線を傷つけていないか、思い出してみてください。こういったトラブルの切り分けには、テスター(電圧計)があると便利ですが、持っていない場合は、予備の新しいライトを一箇所ずつ繋ぎ変えてみる「差し替えテスト」が一番分かりやすい方法かなと思います。

故障診断のステップ

  1. コンセントに電気が来ているか(他の家電を繋いでみる)
  2. トランスの出力電圧を確認する(センサーを隠して強制点灯させる)
  3. 接続コネクタを一度外して、中の導線が錆びていないか確認する
  4. 埋設ルートの土が掘り返された形跡がないかチェックする

この順番で確認していけば、大抵の原因は見つかりますよ。埋め直す手間を考えると、接続部の防水処理だけは本当に、最初から丁寧に行うことが最大のトラブル回避策になります。

どうしても原因が分からない時は?

配線を全て掘り起こすのは大変な作業ですよね。もし自分であれこれ試してもダメな場合は、配線の電圧降下が許容範囲を超えているか、トランス内部の基盤が故障しているかもしれません。12Vシステムはパーツごとに買い替えができるのがメリットなので、トランスだけを新調してみるのも一つの手です。それでも解決しない時は、お庭の構造に詳しい造園屋さんや外構業者さんに、配線の引き直しを含めて相談してみるのが良いでしょう。専門のアドバイスをもらうことで、自分では気づかなかった「お庭の湿気の問題」などが見えてくることもありますよ。

理想の庭を作るガーデンライトの配線と埋設の重要ポイント

ここまで、安全なルールから具体的な施工、そしてトラブル対策まで詳しく見てきました。最後に、私が考える「理想のお庭を作るためのガーデンライトの配線と埋設」の極意をお伝えしますね。

一番大切なのは、「10年後のお庭を想像して埋めること」です。今は小さなお庭でも、数年後には木が大きく育ち、新しい花壇を作りたくなるかもしれません。そんな時に配線が邪魔にならないよう、建物の基礎沿いや通路の縁など、将来的に「いじらない場所」を選んで配線を埋設するのが、長く楽しむための秘訣なんです。

また、100Vのライトは明るくて力強いですが、DIYで楽しむならやはり安全で自由度の高い12V(ローボルト)システムが最強の選択肢だと思います。電気工事士の資格を気にせず、自分の好きなタイミングでライトを追加したり、季節に合わせて光の向きを変えたりできるのは、お庭を育てる楽しみそのもの。

PF管を使ってしっかりと配線を保護し、ドライコーンで確実な防水を行い、適切な深さに埋める。この基本さえ守れば、大きな失敗はまずありません。夜のお庭がライトアップされることで、家の防犯性能が高まり、さらには家族との会話が増える……。

そんな素敵な変化が、皆さんの元にも訪れることを願っています。

まとめ:ガーデンライトの配線と埋設のチェックリスト ・100V工事はプロに依頼、DIYなら安心の12Vを選ぶ ・配線の保護には、耐候性に優れた「PF管」を使用する ・埋設の深さはスコップが届かない20cm〜40cmを目安にする ・接続部はドライコーンなどの防水コネクタで完璧に密閉する ・電圧降下を防ぐため、トランス容量の70%以内で設計する

いかがでしたでしょうか?ガーデンライトの配線と埋設は、一見難しそうに感じますが、正しい知識さえあれば、お庭をより一層魅力的に変えてくれる最高の手法です。

もし作業中に「これ、どうすればいいんだろう?」と迷ったら、いつでもこの記事を読み返してみてください。安全第一で、楽しみながら素敵なお庭を作っていきましょう!

正確な施工方法については、各メーカーの取り扱い説明書を必ず確認し、不安な場合は迷わず専門家を頼ってくださいね。皆さんのライティングライフが素晴らしいものになるよう、お庭マエストロ「なおと」も応援しています!

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