
こんにちは。お庭マエストロ、運営者の「なおと」です。
庭の手入れや空き地の管理に欠かせないマキタの草刈り機ですが、皆さんはギアケースのメンテナンス、しっかり行っていますか?
マキタ草刈り機のグリスアップは、機械を長持ちさせるために最も重要な作業の一つと言っても過言ではありません。
でも、いざ自分でやろうと思うと、マキタ草刈り機のグリスの種類は何がいいのか、どのくらいの頻度で、どんな入れ方をすればいいのか、意外と分からないことが多いですよね。
私自身も、最初は「グリスなんてどれも同じじゃないかな」なんて思っていたのですが、調べてみるとマキタには推奨されている仕様があり、正しく管理しないと故障の原因になることもあると知りました。
この記事では、マキタ草刈り機のグリスに関する疑問をすべて解消できるよう、推奨品の仕様からモデル別の具体的な手順、さらには代用品の選び方まで、私が実際に調べたり試したりした経験をもとに詳しく解説していきます。
これを読めば、皆さんの大切な草刈り機をベストな状態で使い続けることができますよ。
ポイント
- マキタが公式に推奨するグリスの具体的なスペックと純正品のメリット
- ギアケースを摩耗から守るために最適なメンテナンス頻度とタイミング
- 充電式やエンジン式など、お手持ちのモデルに合わせた正しい給脂の手順
- 異音や焼き付きといったトラブルを未然に防ぐための注意点と廃棄方法
マキタ草刈り機のグリス選びと推奨品の仕様
まずは、マキタの草刈り機に使用すべきグリスの基準について深く掘り下げていきましょう。
ギアケースは非常に高速で回転する部分なので、適当なグリスを選んでしまうと、熱で溶け出したり潤滑不足になったりする恐れがあります。
マキタの指定を理解することが、メンテナンスの第一歩ですね。
シェルアルバニヤNo.2の性能と特徴

マキタの取扱説明書を開くと、指定グリスとして「シェルアルバニヤNo.2相当品」という名称がよく出てきます。
これは世界的に有名な昭和シェル(現:出光興産)のリチウム石けん基グリスのことで、いわば業界のスタンダード的な存在です。
なぜこれが選ばれているのかというと、耐熱性、耐水性、そして機械的安定性のバランスが非常に優れているからなんですね。
草刈り機のギアケース内部は、作業中かなりの高温になります。
安価なグリスだと、この熱に耐えきれずに液状化して漏れ出してしまうことがあるのですが、シェルアルバニヤNo.2のような高品質なリチウム系はしっかりとその場に留まって潤滑を続けてくれます。
また、草刈りは朝露や湿った地面で行うことも多いので、水に強いという特性も欠かせません。
ちなみに、NLGIグレード2というのは「適度な硬さ(ちょう度)」を指しており、これがギアの隙間にしっかりと入り込みつつ、回転の妨げにならない絶妙な粘り気を提供してくれるんです。
この仕様を守ることが、結果的にギアの摩耗を最小限に抑えることに繋がりますよ。
マキタ純正グリスの種類と代用品の選び方
「難しい仕様の話はいいから、間違いのないものが欲しい」という方には、やはりマキタ純正グリースを強くおすすめします。
これはマキタの草刈り機に最適化された配合になっており、注入口にフィットしやすいチューブ形状なのも使い勝手が良いポイントですね。
私もいくつか試しましたが、結局は純正品を使っているときが一番、動作音も静かで安心感があるなと感じます。
もし純正品が手に入らない場合に代用品を探すなら、ホームセンターで「リチウムグリス」かつ「NLGI No.2」と表記されているものを選んでください。
例えば、ロビン(Rabbit)ブランドから出ている刈払機専用グリスなどは、マキタの機械とも非常に相性が良いことで知られています。
逆に避けてほしいのは、スプレータイプのグリスや、用途不明の極端に安価なものです。
これらは粘度が足りなかったり、すぐに乾いてしまったりするので、大切なギアを傷める原因になりかねません。
代用品を選ぶ際も、しっかりと信頼できるメーカーのものを選ぶのが誠実なメンテナンスのコツかなと思います。
ギアケースの潤滑に最適なリチウムグリス
リチウムグリスが「万能型」と言われる理由は、その広い使用温度範囲にあります。
一般的にマイナス20度から130度程度まで対応できるため、真夏の炎天下での過酷な草刈り作業にも耐えうるわけです。
ギアケースの中では、ベベルギアという特殊な形状のギアが噛み合っており、そこには常に大きな圧力がかかっています。
リチウム系のグリスは、この強力な圧力(極圧)がかかっても油膜が切れにくいという特性があるんですね。
私が以前、メンテナンスを怠っていた知人の機械を見たとき、ギアケースの中のグリスが真っ黒に焦げ付いてカサカサになっていたことがありました。
そうなるともう潤滑の効果はなく、ギア同士が直接削り合っている状態です。
そうなる前に、定期的に新鮮なリチウムグリスを補給してあげることが、機械の「健康」を守るために何より大切なんです。
リチウム系はコストパフォーマンスも良いので、惜しみなく使ってあげたいですね。
耐熱性や防水性に優れた社外品の互換性
最近では、プロの農家さんや頻繁に作業をする方の間で、AZ(エーゼット)などの社外製高性能グリスを選ぶ方も増えています。
AZの「刈払機用グリス」などは、さらに耐熱性や防錆性能を高めており、厳しい環境で使う人にとっては非常に魅力的な選択肢になります。
特に、長時間作業でヘッド部分が触れないほど熱くなるような場面では、こうした高スペックな互換品が威力を発揮します。
ただし、互換品を使う際に一つだけ注意してほしいのが、異なる成分のグリスを混ぜすぎないことです。
例えば、リチウム系を使っていたところに全く別成分のウレア系などを混ぜると、グリスが化学反応を起こして硬くなったり、逆に水っぽくなったりすることがあります。
もし社外品に切り替えるなら、できるだけ古いグリスを拭き取ってから新しいものを入れるのが理想的ですね。
自分の機械に合わせて、「もっと長持ちさせたい」「錆びを防ぎたい」といった目的に合わせて選ぶのも、趣味としての草刈りを楽しくする一つの方法かもしれません。
グリスアップに必要な道具とグリスガンの準備

スムーズにメンテナンスを行うためには、事前の準備が欠かせません。
まず必須なのが、注入口のボルトを開けるための六角レンチです。
マキタの多くのモデルでは4mmや5mmのサイズが使われていますが、機種によって異なるので確認しておきましょう。
そして、作業を格段に楽にしてくれるのが「グリスガン」です。
特にジャバラ式のグリスを使用する場合は、ガンがないと均等に注入するのが難しいため、一本持っておくことをおすすめします。
また、はみ出したグリスを拭き取るためのウエス(古い布きれ)や、注入口の周りの泥を落とすためのブラシもあると完璧です。
私はいつも、100円ショップの古歯ブラシを使ってボルト周りを掃除してから開けるようにしています。
こうすることで、ギアケースの中に砂やゴミが混入するのを防げるんですよ。
道具を揃えるのは少し手間かもしれませんが、一度揃えてしまえば次からのメンテナンスが格段に楽しく、そして手早く終わるようになりますよ。
注入量の目安とNLGIグレードの確認方法
先ほども触れたNLGIグレードについてですが、パッケージの裏側などをよく見ると「ちょう度:2」といった記載があるはずです。
これがマキタ推奨の硬さになります。
もし「1」だと柔らかすぎて、作業中に熱でサラサラになり、ギアケースの隙間から漏れ出してしまいます。
逆に「3」だと硬すぎて、ギアの細かい部分までグリスが行き渡りません。
必ず「2」であることを確認してから購入するようにしましょう。
そして、一番迷うのが「どれくらい入れればいいの?」という注入量ですよね。
一般的な中型モデルの場合、目安としては5gから8g程度と言われています。
イメージとしては、注入口からグリスをゆっくり入れていき、反対側の隙間や古いグリスがわずかに押し出されてくるのが見えたらストップ、という感じです。
ギアケースの中をパンパンに満たせばいいというわけではなく、あくまで「適量」が大事。
入れすぎは故障の元になるので、控えめすぎず、かつ詰め込みすぎない「腹八分目」の感覚を大事にしたいですね。
| 項目 | 推奨仕様(シェルアルバニアNo.2相当) | 備考 |
|---|---|---|
| 増ちょう剤 | リチウム石けん基 | 最も汎用性が高く熱に強い |
| 基油 | 精製鉱物油 | 潤滑性能の安定性が高い |
| NLGIグレード | 2号(ちょう度265〜295) | 草刈り機のギアに最適な硬さ |
| 使用温度範囲 | -20℃ 〜 +135℃ | 真夏の高温作業にも対応可能 |
マキタ草刈り機のグリスアップ手順とメンテナンス

グリスの準備ができたら、いよいよ具体的な手順に入りましょう。
マキタの草刈り機はその信頼性の高さから、正しい手順で手入れをすれば本当に長く応えてくれます。
モデルによって少しだけコツが違うので、自分の機械に当てはめながら見てみてください。
充電式モデルの給脂箇所と作業の頻度

マキタの主力となっている充電式草刈り機(18Vや40Vmaxシリーズ)は、エンジンがない分、ギアケースの負担を意識しにくいのですが、メンテナンスの重要性は変わりません。
公式には「作業30時間ごと」のグリスアップが推奨されています。
これは、週末に1〜2時間作業する方なら、だいたい3ヶ月に一度くらいの頻度になりますね。
私は忘れないように、カレンダーに「グリスの日」をメモするようにしています。
給脂箇所は、先端の回転するヘッド部分にある「ギアケース」です。
上部にボルトがついているので、ここを外して注入します。
充電式はエンジン式に比べて振動が少ないため、ついつい点検を忘れがちですが、モーターの力を効率よく刃に伝えるためには、ギアの滑らかさが命です。
特に、重いナイロンコードカッターを使っている場合は、ギアへの負荷が高くなるので、少し早めの20時間程度でチェックしてあげると、機械がより喜んでくれるかなと思います。
バッテリを外して、安全を確保した状態で作業を始めてくださいね。
充電式モデルのチェックポイント
作業前に必ずバッテリを抜き取ってください。
これが一番の安全策です。
また、最近のハイトルクモデルでは、ギアケースが小型化されているものもあります。
そうした機種では注入できる量も少ないので、「少しずつ、様子を見ながら」入れるのが失敗しないコツですよ。
エンジン式モデルのギアケースへの注入手順
エンジン式(4ストロークのMEM2655UHや2ストローク機種など)をお使いの場合、メンテナンスの基本は「熱」との付き合い方です。
作業直後はギアケースもマフラーも非常に熱くなっています。
火傷をしないよう、必ずエンジンを止めて十分に冷めたことを確認してから作業を開始しましょう。
手順は以下の通りです。
- ギアケース上部の注入口ボルトを六角レンチで外す。
- ボルトの周りに付いた泥や草をきれいに拭き取る。
- グリスガンまたはチューブを注入口にしっかり押し当てる。
- 新しいグリスをゆっくりと注入する。
- 古い黒ずんだグリスが押し出されてきたら、それをウエスで拭き取る。
- ボルトを元の通りに締め直す。
エンジン式は馬力が強い分、ギアにかかる衝撃も大きくなりがちです。
特に地面を叩くような作業が多い場合は、グリスが劣化しやすいので注意が必要ですね。
私は、シーズン初めには必ず一度、中身をリフレッシュさせるようにしています。
こうすることで、エンジン本来のパワーをロスなく刃に伝えることができるようになりますよ。
異音や焼き付きを防ぐトラブル対策とコツ
草刈り中に「キーン」という高い金属音が聞こえたり、回転を止めたときに「ゴリゴリ」とした感触があったりしたら、それはグリス不足のサインかもしれません。
そのまま使い続けると、内部のギア同士が激しく摩擦し、金属が溶けてくっついてしまう「焼き付き」を起こしてしまいます。
こうなると、ギアケースごと交換することになり、修理代が万単位でかかってしまうことも珍しくありません。
トラブルを防ぐコツは、「音」と「熱」に敏感になることです。
給脂したばかりなのにヘッドが異常に熱くなる場合は、グリスの入れすぎか、ベアリングの寿命かもしれません。
また、マキタの草刈り機は高い耐久性を誇りますが、過信は禁物。
もし異変を感じたら、その日の作業は中断して、一度中を確認してみてください。
早めのグリスアップだけで治まるなら、それが一番安上がりで確実な対策になります。
日頃から、作業前後に刃を手で回してみて、引っかかりがないか確認する習慣をつけるといいですね(※必ず電源を切った状態で!)。
古いグリスの漏れや酸化への対処法

「ギアケースから油のようなものが垂れてくる」という相談をよく受けますが、これは中のグリスが酸化して分離し、オイル分だけが漏れ出している状態か、あるいはグリスの入れすぎでシールが破損している可能性があります。
グリスも食品と同じように時間が経てば劣化します。
特に一年以上放置した機械を使う前には、中身が正常か必ずチェックしましょう。
もし中のグリスが真っ黒だったり、異臭がしたりする場合は、古いグリスをできるだけ取り除いて「入れ替え」を行うのが正解です。
完全に分解するのは大変ですが、注入口から新しいグリスを多めに押し込み、古いものを追い出すだけでもかなりのリフレッシュになりますよ。
きれいな飴色のグリスが出てくるまで入れ替えると、機械の回転が驚くほど軽くなるのが実感できるはずです。
こうした一手間が、愛機を10年、15年と使い続けるための秘訣なんです。
作業後の安全な清掃と廃棄の注意点
メンテナンスが終わった後、そのまま片付けてはいけません。
注入口のボルトが緩んでいないか再確認し、周囲に付着したグリスを念入りに拭き取ってください。
グリスが残っていると、そこに砂埃が付着し、それが研磨剤のような役割をして可動部を傷めてしまうことがあるからです。
また、草刈り機を保管する際は、ヘッドを少し高くして置くと、グリスが漏れにくくなるのでおすすめですよ。
そして忘れてはいけないのが、廃棄物の処理です。
拭き取った古いグリスや汚れたウエスは、引火の危険性もあるため放置してはいけません。
多くの自治体では「燃えるゴミ」として処理できますが、大量にある場合や液状の場合はルールが異なります。
環境保護のためにも、適切な方法で処分してください。
メンテナンスを「片付け」まで含めて完了させるのが、お庭マエストロとしての誠実な姿勢かなと思います。
詳しい廃棄方法については、お住まいの市町村の公式サイト等を確認してくださいね。
(出典:環境省「廃棄物の適正処理」)
注意ポイント
グリスアップ作業を行う際は、必ず手袋と保護メガネを着用してください。
グリスが目に入ると非常に危険ですし、肌の弱い方はかぶれてしまうこともあります。
また、換気の良い場所で作業を行うことも大切です。
安全に作業を終えてこそ、楽しい庭仕事に繋がります。
マキタ草刈り機のグリス管理に関するまとめ

ここまで、マキタ草刈り機のグリス選びから手順まで、かなり詳しくお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
少し難しく感じたかもしれませんが、要は「30時間ごとに、正しい硬さ(NLGI 2)のグリスを適量(5〜8g)入れてあげる」というだけのこと。
これだけで、あなたの草刈り機は驚くほど長持ちし、日々の作業も驚くほどスムーズになります。
マキタの製品は素晴らしい性能を持っていますが、それを引き出すのは、持ち主であるあなたのちょっとした気遣いなんですね。
もし、「自分のモデルはどうなんだろう?」「もっと詳しく知りたい」という場合は、必ずお手持ちの取扱説明書を読み直すか、マキタの公式サイトで詳細を確認してください。
プロの判断が必要なときは、迷わずお近くの販売店へ相談してくださいね。
この記事が、皆さんの快適なお庭づくりのお役に立てれば嬉しいです。
これからも、愛機と一緒に素敵なお庭を育てていきましょう!
最後に今回のポイントをおさらいです!
- グリスは「リチウム系 NLGI No.2」を選ぶ(マキタ純正がベスト)
- 作業30時間ごとの定期的な補給を習慣にする・入れすぎは禁物。腹八分目を心がける
- 異音や熱を感じたらすぐに点検。早期発見が故障を防ぐ
以上、お庭マエストロの「なおと」がお届けしました!