庭づくり

庭いじりを趣味にするメリットとは?初心者向けの始め方と失敗しないコツ

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庭いじりを趣味にするメリットとは?初心者向けの始め方と失敗しないコツ

こんにちは。お庭マエストロ、運営者の「なおと」です。

「休日は家でのんびり過ごしたいけれど、ただ寝て終わるのはもったいない」「何か形に残る、生産的な趣味を始めたい」。そんなふうに考えている方にこそ、自信を持っておすすめしたいのが「庭いじり」です。土に触れ、自分で育てた植物が少しずつ成長していく姿を見るのは、言葉にできない喜びがあります。私自身、最初は小さな鉢植えひとつからスタートしましたが、今では庭に出ない日がないほど夢中になっています。

とはいえ、未経験の方にとっては「道具は何を買えばいいの?」「枯らしてしまったらどうしよう」「お金がかかりそう」といった不安も尽きないですよね。そこでこの記事では、私がこれまでの失敗から学んだ経験も踏まえ、初心者が無理なく庭いじりをスタートするための具体的な手順や、長く楽しむためのコツを網羅的に解説します。

ポイント

  • 心と体にもたらす庭いじりの科学的なメリット
  • 初心者が最初に揃えるべき道具と具体的なコスト内訳
  • 絶対に失敗しないための環境チェックと植物選びの基準
  • 美しい庭を維持するための、頑張りすぎない管理術

庭いじりを趣味にする魅力と始め方

庭いじりは、単なる「作業」ではありません。それは、自然のリズムに身を委ね、自分自身を取り戻すための大切な時間です。まずは、なぜ多くの人が庭いじりにハマるのか、その理由と具体的な始め方を見ていきましょう。

庭いじりの効果と心身へのメリット

庭いじりを始めると、不思議とイライラすることが減ったり、夜ぐっすり眠れるようになったりします。これは単なる感覚的な話ではなく、植物と触れ合うことによる「ストレスホルモンの低下」や「副交感神経の活性化」といった効果が期待できるからです。

科学的にも裏付けられた「癒やし」の力

「園芸療法」という言葉をご存知でしょうか? 土の感触、花の香り、風に揺れる葉の音。これら五感を刺激する活動は、脳に安らぎを与え、認知症予防やリハビリテーションの現場でも活用されています。実際に農林水産省の資料でも、花や緑には情緒を安定させ、生活に潤いを与える心理的効果があることが示されています。

(出典:農林水産省『花きの現状について』

自己肯定感を高める「小さな成功体験」

仕事や人間関係では、結果が出るまでに時間がかかったり、自分の努力だけではどうにもならないことも多いですよね。でも、植物は正直です。水をやり、肥料を与え、手をかければかけた分だけ、新しい葉を出し、花を咲かせて応えてくれます。この「自分が手をかけたことで何かが育つ」という達成感の積み重ねが、自己肯定感を自然と高めてくれるんです。

デジタルデトックスにも最適 庭いじりをしている間は、手が土で汚れているのでスマホを触ることができません。現代人にとって、強制的にデジタルデバイスから離れられる時間は、脳を休める意味でも非常に貴重です。

 庭いじり初心者の完全ステップ

いきなりホームセンターへ行って、目についた苗をカゴに入れるのはNGです。衝動買いした植物が自宅の環境に合わず、数日で枯れてしまう……というのが、初心者が挫折する一番のパターンだからです。以下の3ステップで、着実に準備を進めましょう。

ステップ1:場所の環境分析(日当たりと風通し)

まずは、植物を置く予定の場所を観察します。特に重要なのが「日当たり」です。

  • 日向: 直射日光が半日以上当たる場所。多くの花や野菜が好みます。
  • 半日陰: 木漏れ日程度、または午前中だけ日が当たる場所。シェードガーデン向きの植物が育ちます。
  • 日陰: 直射日光がほとんど当たらない場所。日陰に強い植物を選ぶ必要があります。

自宅の環境を知ることが、植物選びの最初の基準になります。

ステップ2:目的とデザインの構想

「ハーブを育てて料理に使いたい」「リビングから見える場所を花でいっぱいにしたい」など、目的を明確にしましょう。目的が決まれば、必要なスペースや鉢の大きさも自然と決まってきます。

ステップ3:土台となる「土」の準備

ステップ3:土台となる「土」の準備

植物にとって土は、人間でいう「家」であり「食事」です。初心者は、肥料の配合などを自分で考える必要がない「培養土(ばいようど)」を購入しましょう。「草花用」「野菜用」と書かれたものを選べば間違いありません。

 必要な道具リストと初期費用

必要な道具リストと初期費用

「庭いじりはお金がかかる」と思っている方も多いですが、実は工夫次第でかなり安く始められます。ここでは、これさえあれば始められる「基本セット」をご紹介します。

道具名 用途・選び方のポイント 予算目安
スコップ(移植ゴテ) 苗の植え付けや土入れに使います。ステンレス製で目盛りがついているものが錆びにくく便利です。 500円〜1,500円
じょうろ 水やりに必須。ハス口(シャワーヘッド)の着脱が可能で、満水にしても重すぎない4〜6リットル程度がおすすめ。 1,000円〜3,000円
剪定バサミ 茎や枝を切ります。工作用ハサミでは植物の細胞を潰してしまい、そこから病気になることも。専用品を一つ買いましょう。 1,500円〜3,000円
軍手・グローブ 爪の中に土が入るのを防ぎ、怪我や虫刺されから手を守ります。ゴムコーティングされたものが作業しやすいです。 100円〜500円
鉢・プランター 底に穴が空いているものを選びます。プラスチックは軽く、素焼き(テラコッタ)は通気性が良いのが特徴です。 300円〜2,000円

これに土と苗の代金を合わせても、プランター栽培なら初期費用5,000円以下で十分にスタートできます。まずは必要最低限で始め、作業をしていく中で「やっぱりこれが欲しいな」と思ったものを買い足していくスタイルが、無駄な出費を抑えるコツです。

 100均で揃う便利な園芸アイテム

最近の100円ショップの園芸コーナーは、専門店顔負けの品揃えです。「消耗品」や「補助的な道具」は100均を賢く利用しましょう。

100均で買っていいもの・悪いもの

私が実際に使ってみて「これは使える!」と思ったものと、「専門店で買ったほうがいい」と感じたものの使い分け基準です。

  • 100均でOK: 鉢底ネット、鉢底石、支柱、結束バンド、園芸用シート、ネームプレート、小さなスコップ
  • 専門店推奨: 剪定バサミ(切れ味が寿命)、メインの培養土(生育に直結)、大きな鉢(耐久性)

特に「鉢底ネット」や「ビニールタイ(ねじって留める紐)」などの小物は、100均で十分すぎるほどのクオリティです。浮いたお金を、元気な苗や良い土を買う資金に回しましょう。

### 初心者におすすめの育てやすい花

最初の一鉢で成功体験を得るためには、「丈夫さ」が何より重要です。以下の植物は、多少の水やり忘れや環境の変化にも耐えてくれる、初心者の強い味方です。

パンジー・ビオラ(秋〜春)

ガーデニングの王道中の王道。寒さに非常に強く、冬の間も絶え間なく花を咲かせ続けてくれます。花の色や模様のバリエーションが無限にあるので、自分だけのお気に入りを探す楽しみもあります。

マリーゴールド(春〜秋)

「太陽の花」とも呼ばれるほど元気な花です。暑さに強く、次々と蕾をつけてくれます。さらに、土の中のセンチュウという害虫を予防する効果(コンパニオンプランツ)もあるため、野菜と一緒に植えるのもおすすめです。

ハーブ類(ローズマリー・ミント)

「花よりも緑を楽しみたい」「実用性が欲しい」という方にはハーブが最適。特にローズマリーは乾燥に強く、ほとんど放置していても育つほど強健です。料理の香り付けやハーブティーに使えるので、生活の中での楽しみが広がります。

プランターで育てる家庭菜園

プランターで育てる家庭菜園

自分で育てた野菜を食卓に並べる。これは庭いじりをする人だけの特権です。ベランダなどの狭いスペースでも、プランターを使えば立派な収穫が楽しめます。

失敗知らずの「ミニトマト」

夏野菜の代表格です。成長が早く、背が高くなるので「育てている感」を強く味わえます。脇芽かきなどの手入れは必要ですが、その分手をかけただけ収穫量が増えるので、のめり込む人が続出します。

薬味として万能な「シソ(大葉)」

スーパーで買うと意外と高いシソですが、苗を一つ植えておけば、ひと夏で食べきれないほど収穫できます。日当たりが多少悪くても育つので、ベランダ栽培にもぴったり。虫がつきにくいのも初心者には嬉しいポイントです。

短期間で収穫できる「ラディッシュ」

別名「二十日大根」と呼ばれる通り、種まきから約1ヶ月で収穫できます。土の中で赤い実が育っている様子を引き抜いて確認する瞬間は、宝探しのようなワクワク感がありますよ。

庭いじりを趣味として続ける管理術

植物を植えた直後はやる気に満ちていても、日々の忙しさの中で管理がおろそかになってしまうことも。ここでは、無理なく続けられる「管理のコツ」と「トラブル対策」をご紹介します。

 季節ごとの水やりと肥料の基本

 季節ごとの水やりと肥料の基本

「水やり三年」と言われるほど奥が深い水やりですが、基本のルールさえ守れば大丈夫です。

基本ルール: 「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと」

毎日なんとなく水をやるのではなく、「乾いているか確認する」ことが最重要です。常に土が湿っていると、根が呼吸できずに腐ってしまいます。

季節 頻度の目安 最適な時間帯
春・秋 1〜2日に1回 朝(8時〜10時頃)
毎日(朝夕2回必要なことも) 早朝と夕方(日中は厳禁!)
週に1〜2回(乾いてから数日後でもOK) 暖かい日中(午前10時〜午後2時頃)

肥料に関しては、植え付け時に土に混ぜる「元肥(もとごえ)」が入っている培養土を使えば、最初の1ヶ月ほどは不要です。その後、花が咲いている時期や成長期には、液体肥料を1〜2週間に1回程度、水やり代わりに与えると花付きが良くなります。

 厄介な雑草対策と害虫予防のコツ

庭いじりの最大の敵は「雑草」と「害虫」です。これらに悩まされないためには、事前の対策が鍵を握ります。

防草シートと砂利・レンガで物理的にガード

防草シートと砂利・レンガで物理的にガード

土がむき出しになっている場所には、必ず雑草が生えてきます。植物を植えない通路やデッドスペースには、光を遮断する「防草シート」を敷き、その上から砂利やレンガ、バークチップなどで覆うのが最も効果的で手軽な対策です。

特にレンガを使った対策は、DIY初心者でも取り組みやすく、庭の雰囲気をグッとおしゃれにしてくれます。ただ並べるだけでなく、ちょっとしたコツを知るだけで仕上がりが変わりますので、興味のある方はぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

庭にレンガを並べるだけの雑草対策は本当に効果的?失敗しないDIYのコツ

また、「そもそも土の面積を減らしたい」「草むしりから完全に解放されたい」という場合は、専用の資材を使って土そのものを固めてしまう方法も有効です。

【庭の土を固める方法】DIYで雑草対策!費用や注意点も解説

害虫は「見つけ次第」が鉄則

アブラムシや青虫などの害虫は、早期発見ができれば被害を最小限に抑えられます。水やりのついでに葉の裏側をチェックする習慣をつけましょう。また、風通しが悪いと虫が発生しやすくなるため、混み合った枝葉を剪定して風を通してあげることも立派な予防策です。

ベランダガーデニングの注意点

マンションなどのベランダは、戸建ての庭とは異なる「ルール」と「環境」があります。トラブルを避けるために、以下の3点は必ず守りましょう。

ベランダガーデナーの鉄の掟

  • 避難経路の確保: 隣家との境界にある「隔て板」の付近や、避難ハッチの上には絶対に物を置かないでください。いざという時の命綱です。
  • 落下防止の徹底: 手すりの上にプランターを置くのは厳禁です。また、高層階は地上よりも風が強いため、背の高い植物は倒れないようしっかりと固定するか、強風の日は室内に取り込むなどの対策が必要です。
  • 排水溝の掃除: 土や枯葉が流れて排水溝が詰まると、雨水が溢れて階下への漏水事故につながります。こまめな掃除を心がけましょう。

 

おしゃれな庭に見せる寄せ植えテク

おしゃれな庭に見せる寄せ植えテク

単独で植えても可愛いですが、いくつかの植物を組み合わせて植える「寄せ植え」は、庭の華やかさを一気に格上げしてくれます。

「高低差」と「テーマカラー」を意識する

適当に植えるのではなく、以下のポイントを意識するだけでプロのような仕上がりになります。

  • 三角形を作る: 奥に背の高い植物、手前に背の低い植物、その中間に中くらいの植物を配置し、正面から見て三角形になるようにします。
  • 色数を絞る: 「ピンクと白」「黄色とオレンジ」など、同系色でまとめると失敗しません。逆に「紫と黄色」のような補色(反対色)を使うと、インパクトのある仕上がりになります。

そして最も重要なのが、「性質の合う植物同士を選ぶ」ことです。「乾燥を好む植物」と「水を好む植物」を一緒に植えてしまうと、管理が非常に難しくなります。タグに書かれている生育環境をよく確認して、相性の良いパートナーを選んであげてください。

 庭いじりの趣味で生活を豊かに

庭いじりを始めると、天気の変化に敏感になったり、道端に咲いている花の名前に気づいたり、世界の見え方が少し変わるはずです。朝、カーテンを開けて庭の植物たちが元気にしている姿を見るだけで、「今日も一日頑張ろう」という活力が湧いてきます。

最初から雑誌に出てくるような完璧な庭を目指す必要はありません。まずは小さな鉢植えひとつから。失敗しても大丈夫です。植物は何度でもやり直しがききますし、その試行錯誤の時間こそが、庭いじりの一番の楽しみなのですから。ぜひあなたも、今日から土に触れ、緑と共に暮らす豊かな時間を始めてみませんか?

  • この記事を書いた人

なおと

はじめまして! 知識ゼロからDIYでの庭づくりに挑戦し、たくさんの失敗を乗り越えてきた経験を元に、初心者さんがつまずきやすいポイントを丁寧に解説しています。雑草だらけだった庭が、少しずつお気に入りの空間に変わっていく喜びを、あなたと分かち合えたら嬉しいです。 詳しいプロフィールはこちら »

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